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政治と政治学と経済に関するbt-shouichiのブックマーク (3)

  • ララビアータ:アレントのスターリン主義批判 - livedoor Blog(ブログ)

    アレントの『全体主義の諸起源』は、歴史的起源を偶然の産物として描く。ここで、ブローデルらによる歴史社会学の方法に触れておこう。出来事は、ふつうそのまま社会構造の変革を生み出すことはない。技術革新は、その分野の生産性を高め、大きな収益を生み出すが、その変化はやがて市場によって安定価格に導かれ、総じて構造に変化をもたらすことはない。 しかし、18世紀のイングランドにおけるように、紡績機と紡織機の改良が、互いに互いの技術開発を刺激し合うことが起こると、その周辺に工具や部品製造の産業が集積し始める。簡単に部品がそろう市場の集中が、次の技術革新を可能にするのである(例えば秋葉原のことを考えるだけでよい)。どのような所に需要の拡大と供給のひっ迫が起こり、どのような技術革新が起こっているかを知らせる業界情報誌などの存在も、技術革新を準備するには必要な社会的インフラとなる。こうして持続的な技術革新を可能に

  • ウォール・ストリートと極東 - 東京大学出版会

    国際金融資はどのような論理に基づいて行動し、政治においていかなる位置を占めるか。ウォール・ストリートや日の国際金融家がワシントン体制期から日中戦争期にかけての国際政治および各国の政治に果たした役割を追究し、政治と国際金融との関係を問う。 序論 政党制と国際金融システム I 明治国家の経済ナショナリズム――その歴史的起源 1 明治国家の外国借款政策――幕末維新期から日清戦争期にいたる経済ナショナリズム 2 福沢諭吉と勝海舟――外国借款政策をめぐる対立とその歴史的意味 II 国際金融資とワシントン体制 3 日の国際金融家と国際政治――高橋是清・井上準之助と国際金融資 4 ウォール・ストリートと極東――ワシントン体制における国際金融資の役割 5 ウォール・ストリートと満蒙――外債発行計画をめぐる日米関係 6 ワシントン体制と日米関係――国際的文脈における大正デモクラシー III ワシ

    ウォール・ストリートと極東 - 東京大学出版会
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2019/09/23
    読了。ワシントン体制とその最重要部分であった国際金融システム、そしてそれらに外側から補強されていた日本の政党制との関係とその秩序の崩壊。井上準之助を厚く信頼したJPモルガンのラモント
  • 書斎の窓 2018年7月号 ベルリンで考える政治思想・政治哲学の「いま」① マルクス生誕200周年を考える 宇野重規

    現在、筆者はドイツのベルリンに滞在している。この連載では、「欧州の首都」と呼ばれることもあるこの地にあって、現代の政治思想・政治哲学の「いま」を、心象スケッチ風に考えていきたい。 * この街を歩いていて(といっても、筆者がふらついているのは、大学や書店、雑誌スタンドなどの周辺ばかりであるが)、マルクスの肖像画を目にすることが多い。考えてみれば、今年(2018年)はマルクスの生誕200年にあたる。誕生日である5月5日を中心に、さまざまなマルクス関連企画があっても不思議ではない。 ベルリン観光の中心ウンター・デン・リンデンの通りから一入ったフリードリヒ通りには、大型書店のドゥスマンがある。といっても、店を入ってすぐに目につくのは、CDやDVDの売り場ばかり。哲学のコーナーまで行くには、だいぶ上の階に上がらなければならない。カント、ヘーゲルを生んだこの国にあっても、もはや哲学はそれほど厚遇され

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2018/07/04
    宇野重規@ベルリン/マルクス生誕200年。社会主義/「市場経済は万能ではないし、何らかのコントロールが必要」というのがドイツのノンポリ学生のおおよそのコンセンサス
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