パーマストン(英語: Palmerston)はイギリスの外務・英連邦省でネズミ捕獲長を務めていたネコである。名前は19世紀中期に首相や外務大臣を務めた第3代パーマストン子爵ヘンリー・ジョン・テンプルにちなんでいる。2016年4月13日に就任し、2020年8月31日に退任した[1][2]。 概要[編集] 白黒二色のはちわれ模様をしている。就任時の年齢は2歳で、元々は野良猫であった[3]。公務につく前は動物保護施設であるバタシー・ドッグズ・アンド・キャッツ・ホームで暮らしていた[4][5]。 イギリスでは、首相官邸に住み着いたネズミを捕獲するために16世紀から首相官邸でネコを飼う習慣があり、1924年には正式に「首相官邸ネズミ捕獲長」の職が置かれ、公務員として雇用されるようになっている。外務・英連邦省(FCO)でもそれに習い、2016年にネズミ捕獲長の職を新設し、パーマストンが初代ネズミ捕獲長