政府は9日、マイナンバーカードの用途拡大を柱とするデジタル施策の「重点計画」を閣議決定した。その中に、政府が国立大に対し、授業の出欠確認などマイナカードの利用実績に応じて、交付金を配分する施策が盛り込まれた。学業や研究とは関係のないマイナカードの使用状況で、教育施設に与えるカネの多寡を決めるというのだ。道理が通る手法だろうか。 (西田直晃、中沢佳子)
新型コロナウイルス感染拡大中の3月、東京都立学校253校(当時)全ての卒業式で「君が代」が斉唱されていたことが、都教育委員会への取材で分かった。同月2日から全国一斉休校となり、飛沫感染を懸念する学校もあったが、実施を求める都教委の指示に従っていた。専門家は「歌わない教職員の処分が繰り返され、合理的な判断ができなくなっている」と指摘する。 (石井紀代美) 都教委は毎年、都立校や区市町村立校から日の丸掲揚や君が代斉唱の「実施状況報告書」を集めている。本紙が入手した2019年度の都立校の報告書によると、今年3月1日から同月下旬までに卒業式を行った中学、高校、特別支援学校など全校が「国歌斉唱した」と回答していた。 都教委の説明などによると、安倍晋三首相が全国一斉休校を打ち出した2月27日までに、自治体から「飛沫感染防止策として歌わないことを考えている」「歌わないと、服務事故扱いになるのか」などの問
小林喜光 三菱ケミカルホールディングス取締役会長。1946年山梨生まれ。東京大学大学院修士課程修了、イスラエル・ヘブライ大学、イタリア・ピサ大学に留学。理学博士。著書に「地球と共存する経営」「危機に立ち向かう覚悟」など。 大学改革を議論する政府の会議には、財界人も関わっている。その一人、小林喜光・経済同友会代表幹事は「国家価値の最大化」には大学のガバナンス(統治)改革が重要だという。データを持つ限られた者がAIを使って社会を変える「データ専制主義時代」、そこで国際競争に勝ち残るには、産官学一体となった取り組みが不可欠だからだ。国立大学に「時代に対する感性を磨け」と求める小林氏に、大学改革の展望と道筋を聞いた。(聞き手・読売新聞専門委員 松本美奈、撮影・秋山哲也) ウェブ上で「交論」しませんか。(サイト上匿名もできますが、名前、職業、年齢、連絡先は明記を) メール送信先 daigaku201
七月の横浜市長選で三選を果たした林文子市長(71)が、推薦を受けた自民党横浜市連と「保守色の強い教科書が採択されるよう取り組む」という趣旨を含む政策協定を結んでいたことが分かった。市立中学校で使われる社会科教科書の採択に政治が介入する懸念があり、市民団体や専門家から批判の声が上がっている。 (志村彰太) 政策協定は林市長が立候補を表明した六月六日に結ばれた。七分野二十七項目ある合意事項の一項目に教科書採択があり、「子どもたちの郷土愛や豊かな心、道徳心の育成に努め」「あらゆる教科において、新しい教育基本法の精神に基づいた教科書が採択されるよう、引き続き取り組む」などと記されている。市連幹事長の横山正人市議によると、「新しい教育基本法の精神」とは郷土愛や愛国心を指す。 どの教科書を採択するかは各自治体の教育委員会の専権事項で、四年に一回、教育委員が話し合いで決める。首長や地方議員が関与できるの
来年4月から評価を伴う「特別の教科」となる小学校の道徳の教科書に対する初めての検定が行われ、作成した8つの会社の教科書が、一部の記述を修正したうえで、すべて合格しました。 このうち、道徳は、作成した8つの会社すべてがいじめの問題を内容に盛り込み、一部の記述を修正したうえで合格となりました。 小学1年生のある教科書では、申請段階では、物語に友達の家のパン屋を登場させていましたが、「国や郷土を愛する態度」などを学ぶという観点で不適切だと意見がつけられ、教科書会社は「パン屋」を「和菓子屋」に修正しました。 これについて、教科書会社は「日本文化であることをわかりやすくするため和菓子屋に修正した」と話しています。 道徳の検定では「家族愛」や「生命の尊さ」など22の項目を国が盛り込むよう定めていて、教科書会社の中には、「家族愛」を記述するにあたり、母子家庭の増加など家族が多様化するなか、国が求める家族
茨城県の教育施策を話し合う18日の県総合教育会議の席上で、県教育委員が障害児らが通う特別支援学校を視察した経験を話すなかで、「妊娠初期にもっと(障害の有無が)わかるようにできないのか。(教職員も)すごい人数が従事しており、大変な予算だろうと思う」と発言した。 発言したのは、今年4月に教育委員に就任した東京・銀座の日動画廊副社長、長谷川智恵子氏(71)。発言を受け、橋本昌知事は会議で「医療が発達してきている。ただ、堕胎がいいかは倫理の問題」と述べた。長谷川氏は「意識改革しないと。技術で(障害の有無が)わかれば一番いい。生まれてきてからじゃ本当に大変」「茨城県では減らしていける方向になったらいい」などとした。 会議後の取材に、長谷川氏は出生前診断の是非などについて「命の大切さと社会の中のバランス。一概に言えない。世話する家族が大変なので、障害のある子どもの出産を防げるものなら防いだ方がいい」な
教育勅語をどう評価するか――。衆院文部科学委員会で25日、そんな議論が交わされた。下村博文文部科学相は、勅語が示す徳目について「至極真っ当。今でも十分通用する」などと持論を展開する一方、「そのまま復活する考えはない」と述べた。宮本岳志氏(共産)に対する答弁。 下村氏は、教育の理念を示す「よく忠に励みよく孝を尽くし、国中の全ての者がみな心一つにして代々美風を作り上げてきた」(現代語訳)の文言を、「日本の国柄を表している」と評価。「万一危急の大事が起こったならば、大儀に基づいて勇気を奮い一身を捧げ」(同)の部分は「わが国が危機にあった時、みんなで国を守っていこう。そういう姿勢はある意味では当たり前の話」と述べた。 一方、勅語で使われる「我が臣民」「皇室国家につくす」(同)などの表現は、「現憲法下における国民主権を考えると適切でない」などと指摘した。 教育勅語は1890年に発布。「孝行」「義勇」
日本の学生が留学しないことが「内向き志向」といった表現で以前から問題視されているが(※異論も多い)、そんな内向きな日本の若者たちに向けて文部科学省が留学を促そうとしているキャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」をご存知だろうか。 「トビタテ-」では2020年までに留学生の数を倍増させる目標とのことだが、そのキャンペーンソングとしてつくられた「トビタテ!フォーチュンクッキー」のPVが公開され、さらに「情報ライブ ミヤネ屋」などの番組でも放送され、話題を呼んでいる(残念な意味で)。 【MV①】留学促進キャンペーン施策の一環として、「恋するフォーチュンクッキー」の替え歌となる留学応援ソング「トビタテ!フォーチュンクッキー」のMVを制作し、本日、公開しましたので、お知らせします。http://t.co/BkeCCKYtFy #ryugakujapan— トビタテ!留学JAPAN (@ryuga
埼玉大会は11日、熊谷市で最高気温38・3度を記録したのをはじめ、県内全域で酷暑となり、熱中症で倒れる球児や関係者が相次いだ。 川越初雁球場の第3試合では、川越西のエース井原彰吾(2年)が1点リードの9回2死で、突然マウンドにうずくまった。熱中症で右手にしびれを感じ、そのままグラウンドを後にした。熱中症による交代はチームで3人目。3回に横手優樹外野手(3年)、6回に森田京介内野手(3年)が、それぞれ暑さから両足をつり、救護室で治療を受けた。筒井一成監督(41)は「試合で倒れるなんて初めてです。何をやっているのか」とあきれ顔だった。 試合後も川越西のダンス部員、熊谷西のマネジャーが倒れ、2台の救急車が出動する騒ぎとなった。川越西の主将、野村真吾外野手(3年)は「水分と塩分の対策からやり直しです」と猛省した。 同じ光景はここだけではなかった。市営浦和球場では所沢西の応援に駆けつけた生徒5人、さ
2013年05月08日17:00 カテゴリネトウヨ電波記事 子供たちに特攻隊の話をした結果→「日本人は強い」「特攻隊は尊い」 これが真の道徳教育だ 1 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2013/05/05(日) 22:19:53.56 ID:vNOzaTut0 ?PLT(14072) ポイント特典 日本教育再生機構の「教育再生」4月号から、その内容を紹介させて頂きます。 http://blog-imgs-60.fc2.com/z/a/i/zaitokuclub/20130505181639036.png ◆先生:今日の内容は生き方です。今から映像を流すので、どんな内容か考えながら観て下さい。 ・映像:特攻機が出撃し、米艦の攻撃を受けながら突入するシーン。 ◆先生:何の映像? ・生徒:「戦闘機が映っている。」「船がいっぱい見える。」「特攻隊だ。」 ◆先生:そう、特攻隊の映像
埼玉県などで退職手当の削減前に学校教員らの早期退職希望が続出している問題を巡り、黒岩神奈川県知事は23日の定例記者会見で「退職金ということで、生徒たちを置き去りにし、ポイと辞めてしまうというのはやりきれない。生徒たちがかわいそうだ」と批判した。 県も現在、退職手当を引き下げるため、組合側と交渉を進めているが、現在のところ、早期退職の希望者はおらず、退職手当制度の見直しに関する問い合わせが数件あっただけにとどまっているという。 知事は「卒業生を送り出す直前に退職するというのはショックだ。相当の思い入れで最後の学年と向き合っていたはずで、そういう教師が出ていることは本当に残念でならない」とも指摘した。
◇学校と地域「共育」の機会に 中学の学習指導要領が改定され、今年度から中学1、2年で武道とダンスが必修になった。生涯親しめるスポーツを見つけてもらおうというのが必修化の狙いだ。しかし学校現場を取材して感じるのは「だれが教えるのか」という肝心な部分が抜け落ちた現実だった。武道やダンスを教えるには専門知識と経験が必要だ。それを持たない教師たちの不安は大きい。問題を克服するために、必修化を学校と地域が一緒に子どもを育てる「共育」への好機ととらえ、外部講師を積極的に求める機会にすべきだと思う。 ◇指導できる教師 少ないのが現状 先月3〜5日、朝刊社会面(西部本社発行紙面)で、企画「武道必修−中学の現場から」を連載した。その取材で痛感したのは、教師たちが自信を失い疲弊した学校現場の現状だった。
関西大学への推薦入学を巡る虚偽説明や大学合格人数の「水増し」発表など、私立「浪速高校・関西大学連携浪速中学校」(大阪市住吉区)で明らかになった不祥事は、現在の教育が抱えるひずみを象徴的に示した。少子化を背景にした厳しい競争主義の中で、教師たちはもがき苦しみ、学校現場は疲弊している。 ◇「生徒の人間性に関心持たぬ校長」 「関大コースに入ったら関大に行ける、間違いなく行けます」。ICレコーダーに残るその声は力強く、自信に満ちあふれている。声の主は浪速中・高の木村智彦校長兼理事長(65)=同中校長は3月末で辞任。昨年10月、中学校の入試説明会での発言だ。 大手鉄鋼メーカーの幹部社員だった木村氏は02年、地元経済界の推薦で大阪府立高校に招請され、教育界に転身した「関西公立校初の民間人校長」だ。「現役で国公立大学に100人合格」といった数値目標を掲げ、国公立大合格者数を倍増させた。
msn産経で、こんなニュースがありました。 【「日本は自衛戦争」マッカーサー証言 都立高教材に掲載 贖罪史観に一石】 証言は、朝鮮戦争で国連軍やGHQの司令官職を解任されたマッカーサーが1951年5月3日、米上院軍事外交合同委員会の公聴会に出席し、朝鮮戦争に介入した中国への対処に関する質疑の中で言及。連合国側の経済封鎖で追い詰められた日本が、「主に自衛(安全保障)上の理由から、戦争に走った」と述べた。 都の教材は、この部分の証言を英文のまま掲載し、《この戦争を日本が安全上の必要に迫られて起こしたととらえる意見もある》としている。 ……おやおや。しかしこういうの、以前に何度も見てきたような気がしますね。ネットで。 ちょい調べたら正論に載ってたのが2004年ですか。かなり古くからある話です。 http://www.sankei.co.jp/seiron/koukoku/2004/maca/ma
航空自衛隊入間基地のそばにある所沢市立狭山ケ丘中学校の防音対策工事を兼ねたエアコン設置工事について、藤本正人市長が「必要ない」として新年度予算に計上せず、防衛省の防音工事補助金を辞退していたことが、21日までに分かった。昨年末から市議会で問題として取り上げられてきたほか、地元中学校の父母や後援会も「納得がいかない」と説明を求めている。 工事は市の防音学校施設計画に基づき、同中の防音とエアコン設置を2010年度と12年度の2カ年で、総事業費は1億4242万円で実施する予定だった。しかし藤本市長は、昨年12月の市議会定例議会の一般質問で、平井明美市議(共産)に「扇風機で十分。子どもたちにエアコンは必要ない」と答弁した。 防衛省は05年、今後の防音対策は夏季のエアコン設置工事を実施すると変更。所沢市も06年から、防音校舎には除湿工事を進め、同中も設計予算はすでに議決されて完了している。 藤本市長
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