下町ボブスレーは、大田区の町工場が力を合わせてボブスレー競技のソリを開発・製作し、五輪出場を目指すプロジェクトだ。6年間に10台ものソリを作り、日本ボブスレー連盟から2回の不採用… 続きを読む
■荒川静香の公平さ 自分の周囲でフィギュアスケートがあまりにも熱いので乗ってみようかと買ってみた。 とはいえフィギュアという競技はどうも難しくてなあ。男子も女子もあの衣装がなあ……ドン小西が言う通りのオバサン趣味。金をかける方向性を間違えているとしか思えない。そして、競技の勝敗がどこで決まるのかよくわからない。そりゃ転んで尻餅ついたら失敗なのはわかるが、キレイだなーと思ったら点数イマイチとか、イケてないなと思うと高得点とか。 今、ネットのフィギュア界隈が異様に熱いのは、そのわからなさがファンの疑心暗鬼を生んで、浅田真央ちゃんが優勝できないのはキム・ヨナの陰謀、みたいなことになっていることだ(たぶんキム・ヨナ・ファン側からは別の陰謀が見えてるのであろう)。こういう考えの行きつく先は「自分の応援する選手が優勝できないのはすべて陰謀のせい」となってある意味無敵なのである。まあ私も、大好きな安藤美
■ドスが一閃する迫力 講談社現代新書の表紙は、白地に正方形がひとつ。その正方形の色は赤色や黄色、藤色などかぎりなくある。著者が同じでも色はちがうし、ジャンルが同じでも色はバラバラ。今では色に意味はないんだろうと気にしなくなっている。が。この本にはハッとした。 はじめて見たよ黒。いや他にもあったかもしれないが、藤田伸二が『騎手の一分』というタイトルで、さらに「競馬界の真実」というサブタイトルで講談社現代新書から出した、それが黒だ。ただの黒ではなく、暗黒、というような凄みを感じさせるではないか。競馬好きで藤田を知ってる人なら、この黒には畏怖を抱くはずだ。読んでみて、さらに藤田の恐ろしさを実感する。先週当欄で取り上げた山口香もスゲエと思ったが、藤田もスゲエ。 ここ数年の新書で3本の指に入る面白さ。「通算1800勝を超える現役の騎手」が「いかに今の競馬がつまんないか」「いかに今勝ってる騎手の乗りっ
■山口香はスゲエ グウの音も出ないとはこのことか。女子強化選手の暴力告発問題の時も、この人が出てきて「指導者の、指導という名の暴力」について理路整然と語り、「告発選手が匿名であることへのイチャモン」には静かに、しかしきびしく反論をしてみせた。その時に「この人はスゲエ」と思い、そういえばこの人の柔道解説は「声よし」「内容わかりやすい」「おまけにエキサイティング」で感心させられたのを思い出した。 柔道といっても『柔道一直線』以後の知識を得ていない状況だったが、これを読んで、現在の日本柔道界がどうなっているのかを知った。「独裁政権下の国際柔道連盟」などという章があり、これは文字通り国際柔道連盟が「会長の独裁による団体になっている」という話だ。この連盟会長(オーストリア人)がヤリ手の改革派なのはいいとして、規約をどんどん変えていき、会長のやりたい放題できるようなことになっちゃっている。この体制に日
これが前編です ■日本レスリング陣出陣!…の前に読んでおこう、「日本レスリングの物語」(柳澤健)〜前編 http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120805/p1 そのつづき。おお驚いた、ちゃんと後編を書く気だよ俺。 前編で、大きな流れは紹介できたと思うので、今回は断片集な感じで。 日本レスリングの物語 作者: 柳澤健出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/05/25メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (25件) を見る女子の活躍にみるように、近年躍進めざましい日本レスリング。その歴史は柔道やプロレスとの交流、確執に始まった。豊富な取材をもとに、日本レスリングの父・八田一朗から、黄金期を支えたスーパースターや天才たち、指導者たち、そして現在最前線で戦う選手たちまで、無数のドラマと多様な人物を描ききる力作。 レスリング、その世界的起源は
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