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bookと文学に関するbt-shouichiのブックマーク (190)

  • 谷崎源氏の基礎的研究

    凡例 序章 一  『源氏物語』の近代 二  谷崎源氏の概要と書の構成 三  書で明らかにしたいこと 研究編 第一編  昭和源氏の実像 第一章 二つの谷崎源氏 はじめに 第一節 削られた『源氏物語』―〈旧訳〉にまつわる言説 第二節 〈新訳〉草稿に見える書き入れの実態 第三節 新たなる禁忌のコード 一 玉鬘と光源氏 二 斎宮女御と光源氏 三 紫の上と夕霧 四 空蝉と河内守

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    bt-shouichi 2024/05/13
    大津直子著
  • 番外編 「枕草子周辺論」より|霰地

    ここのところ「枕草子周辺論」(下玉利百合子先生)からの話が多い。 この当に面白くて、今のところ取り上げたのは「御匣殿騒動」だけだけど、いずれまた別の記事について書きたいと思ってる。 出来事を時系列に並べての詳細な検証や解説はすごいボリュームで自分にはちょっと手に余るんだけど、理解半分にしてもパラパラ斜め読みしてるだけで楽しい。 (こんな読み方でいいのか…?😅)。 先生の執筆意図とは軽薄にかけ離れてしまうけど、ここではお気に入りの箇所を少しだけ切り取ってみたい。 行成を形容する言葉ざっと拾ってもこの量! 「能吏」とか「誠実」「有能」あたりのよく見る表現が物足りなく感じるw らうらうじき男(=気がきいている。 才たけている。 洗練されている) きわめて多感なソフトマインドの持ち主たるこの青年 俊秀にしてしかも秘められたるやさしさの持主たる彼 この能吏の智謀と才幹 愛との仲むつまじく、

    番外編 「枕草子周辺論」より|霰地
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    bt-shouichi 2024/04/08
    下玉利百合子著。“行成を形容する言葉ざっと拾ってもこの量!「能吏」とか「誠実」「有能」あたりのよく見る表現が物足りなく感じるw”
  • 30年間手放せなかった「むかし・あけぼの」は、平安の世界へ誘う道しるべ 『むかし・あけぼの 小説枕草子』 (田辺聖子 著) | 山内 直実 | 書評

    2016.04.19書評 30年間手放せなかった「むかし・あけぼの」は、平安の世界へ誘う道しるべ 文:山内 直実 (漫画家) 『むかし・あけぼの 小説枕草子』 (田辺聖子 著) 出典 : #文春文庫 ジャンル : #歴史・時代小説 『むかし・あけぼの 小説枕草子(下)』 (田辺聖子 著) 私の手許には三十年前、角川文庫から出た初版の『むかし・あけぼの』が帯つきのままで残っている。昔の家計簿とスケジュール帳をさかのぼって調べてみると、昭和六十一年七月二十五日に京都の屋で購入していることがわかった。 あのころ、氷室冴子先生の『蕨(わらび)ヶ丘(おか)物語』『雑居時代』を原作にした作品の評判が良く、編集部と相談して次は平安ものをやってみようということになった。のちに手がけることになる『なんて素敵にジャパネスク』にも惹かれたが、『とりかえばや物語』を下敷きにした『ざ・ちぇんじ!』のほうが構成が

    30年間手放せなかった「むかし・あけぼの」は、平安の世界へ誘う道しるべ 『むかし・あけぼの 小説枕草子』 (田辺聖子 著) | 山内 直実 | 書評
  • 紫式部と平安の都 - 株式会社 吉川弘文館 歴史学を中心とする、人文図書の出版

    千年の時を超え、世界最高の文学と称えられる『源氏物語』。不遇な学者の女(むすめ)から中宮彰子への出仕に至った作者・紫式部の生涯を追い、物語執筆の謎に迫る。平安京や須磨・明石、宇治を訪ね、物語の舞台に想いを馳せる。 王朝の文化サロンと中宮彰子の後宮 Ⅰ 紫式部の履歴書 家系と生い立ち 少女時代 結婚と夫との死別 〈越前に下向/結婚と上京/宣孝の死〉 源氏物語の執筆 〈『源氏物語』の起筆/料紙の問題/宮廷政治史との関連/『源氏物語』の執筆〉 中宮彰子への出仕 〈彰子への出仕/里居の日々/敦成親王の誕生/土御門第行幸と五十日の儀/敦良親王の誕生/一条朝の終焉〉 三条朝の紫式部と晩年 〈実資の取り次ぎ役/紫式部の死〉 人物相関 コラム 紫式部と清少納言 Ⅱ 源氏物語の構想 源氏物語の構想 源氏物語の構成 Ⅲ 源氏物語をあるく 紫式部の遺跡 源氏物語の風景 紫式部略年表

    紫式部と平安の都 - 株式会社 吉川弘文館 歴史学を中心とする、人文図書の出版
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    bt-shouichi 2024/03/24
    読了。紫式部ゆかりの土地をめぐる。京、越前への道中、源氏物語に出てくる場所など/表紙は越前市の紫式部公園にある紫式部像。なかなかいい公園らしい。像も以前は金ぴかだったがいい感じに色あせているようだ
  • 紫式部日記を「令和言葉」に訳して見えたものとは?堀越英美に聞く、歴史的人物を「おもしろく書く」こと | CINRA

    2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』は、平安時代の歌人/作家の紫式部の半生を描いた物語。藤原道長に才能を認められ、『源氏物語』を書いた紫式部は、宮中の様子を綴った『紫式部日記』を残した。作を「令和言葉」で超訳した『紫式部は今日も憂 令和言葉で読む「紫式部日記」』(扶桑社)を発表したのが、『エモい古語辞典』(朝日出版社)や『女の子は当にピンクが好きなのか』(河出書房新社)といった著作で知られる堀越英美さんだ。 これまでも、歴史を紐解きながら、過去の人物のキャラクターや魅力に新たな光を当て、知られてこなかった彼女たちの物語を現代の視点で語り直すような作品を発表している。そこから見えてくるのは、現代に通ずる昔の人々の力強さや生き様だ。今作ではどのように紫式部の作品を捉え直したのか、過去の女性たちを語り直すおもしろさとは。堀越英美さんに話を聞いた。 ─「30代OL風の超訳」が『紫式部日記』

    紫式部日記を「令和言葉」に訳して見えたものとは?堀越英美に聞く、歴史的人物を「おもしろく書く」こと | CINRA
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    bt-shouichi 2024/03/16
    “宮中で起こった事件に対しても、怖いと怯えるだけではなく、物事を俯瞰して、よく考えれば滑稽だなという視点で書き、オチをつけようとする。『紫式部日記』には滑稽な描写やオチが意外に多く”
  • 「蠅の王」の新訳と旧訳の読み比べをしながら、翻訳について考えたこと。 - うさるの厨二病な読書日記

    2017年にウィアリアム・ゴールディングの「蠅の王」の新訳が出たので、購入して読んでみた。 蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫) 作者: ウィリアムゴールディング,William Golding,黒原敏行 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/04/20 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る 細かく読み比べた一章だけをとっても、旧訳(平井正穂訳)と新訳(黒原敏行訳)では印象がまったく違う。 ひとつひとつの訳文を読むだけだと些細な違いなのだが、その積み重ねで話の中でどこにフォーカスしているかの違いが浮かび上がってきて、別の話のように読める。 初読の人にどちらがおススメか、と言われれば新訳を推す。 旧訳は固い言い回しが多く、読みづらい。新訳は問題点に意識的に陰影をつけていて、物語を理解しやすいなどの利点が多い。 旧訳には旧訳のいいところがあり、この点、この部

    「蠅の王」の新訳と旧訳の読み比べをしながら、翻訳について考えたこと。 - うさるの厨二病な読書日記
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    bt-shouichi 2024/03/05
    全然違うのね
  • 思想の言葉:山崎ナオコーラ【『思想』2024年3月号 特集|源氏物語──フェミニズム・翻訳・受容】

    【特集】源氏物語──フェミニズム・翻訳・受容 思想の言葉 山崎ナオコーラ 『源氏物語』とジェンダー論 ──#MeToo時代に光源氏をどう読むか 木村朗子 〈インタビュー〉フランスで『源氏物語』を読むこと、訳すこと アンヌ・バヤール=坂井/木村朗子(聞き手) 世界文学における『源氏物語』、そして阿仏尼 クリスティーナ・ラフィン 歴史を物語として ──『源氏物語』と『栄花物語』 ワタナベ・タケシ 〈聖女〉を生きる斎宮 ──母と娘〉の連帯から 橋裕美 A.ウェイリー訳『源氏物語』からヴァージニア・ウルフへ ──モダニズム文学に於けるフェミニズムの源泉と〈らせん訳〉 森山 恵 男子校で『源氏物語』を読む ──古典を読む〈眼〉を鍛える方法 伊藤禎子 運命の悲劇と美による癒し ──ボストン大学で『源氏物語』を読む キース・ヴィンセント 読書は誰のための行為だと思いますか? 読者のための行為です。自分

    思想の言葉:山崎ナオコーラ【『思想』2024年3月号 特集|源氏物語──フェミニズム・翻訳・受容】
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    bt-shouichi 2024/02/22
    『思想』3月号は源氏物語特集
  • 絶版文庫書誌集成・中公文庫【日本の詩歌 全30巻 別巻1】

    *カバー写真・浜谷弘 仙台 青葉城址からの眺望。藤村の第一詩集「若菜集」に収められる詩篇の大部分は、仙台の名掛町にあった三浦屋という旅宿の裏二階で書かれた。 (画像はクリックで拡大します) *447頁 / 発行 昭和49年 *目録文 自我に目ざめた清新純一な魂を鮮烈な情感で歌いあげ日近代詩の栄光の扉をひらいた永遠の青春詩人藤村の「若菜集」に始まる全詩集と拾遺詩を収む。 *目次 序 若菜集 一葉舟 夏草 落梅集 詩人の肖像 井上靖 鑑賞 伊藤信吉 年譜 カット 和田英作

  • https://twitter.com/KokushoKankokai/status/1749683118632833375

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    bt-shouichi 2024/02/17
    国書刊行会「セリーヌの作品」全15巻。第一回配本が1978年、最後の配本が2003年/“生田耕作先生は降板、印刷・製本所は数社変転、編集者は6代、その他もろもろ著者のごとく数奇な運命の選集”
  • 古本夜話410 山路閑古と『茨の垣』 - 出版・読書メモランダム

    まずは入手した関係から『四畳半襖の下張り』に連なるポルノグラフィを挙げてみる。 連載85で取り上げた日輪閣の『秘籍 江戸文学選』の監修者にして校注者の山路閑古は、ポルノグラフィ出版人脈の中にあっても、共立女子大教授の肩書ゆえか、岩波新書の『古川柳』や筑摩叢書の『古川柳名句選』が出され、小出版社に集った人々が多い中ではよく知られているほうだろう。 (ちくま文庫版) 『古川柳』の奥付経歴を見ると、一九〇〇年静岡市生まれ、二五年東京帝大理学部卒業、川柳を阿井久良伎、俳句を高浜虚子、俳諧を根津芦丈に学ぶとある。また『古川柳』の記述によれば、以前に『古川柳』と題する雑誌も自ら刊行していたようだ。 山路による「古川柳」の定義を示しておくと、これは江戸中期の雑俳前句付の点者の柄井川柳によって創始されたもので、俳句と同じ十七音字の詩だが、季題の制約はなく、「や」「かな」といった切れ字もつかわず、自由自在

  • 中央公論新社編『対談 日本の文学』全三巻 - Close To The Wall

    『対談 日の文学 素顔の文豪たち』 『対談 日の文学 わが文学の道程』 『対談 日の文学 作家の肖像』 『対談 日の文学 素顔の文豪たち』 対談 日の文学-素顔の文豪たち (中公文庫 ち 8-16) 中央公論新社Amazon1960年代後半に刊行された中央公論社の80巻にわたる文学全集の月報に載っていた対談・座談を全三巻に再編集したもの。この巻では作家の親族が参加したものをメインに収録している。一篇が手頃な短さで家族から見た作家のエピソードがたくさん読めてなかなか面白い。 目次が重要なのに中央公論の公式サイトには何にも載ってないのでhontoをリンクする。公式が一番情報ないのなんなの。 対談日の文学 素顔の文豪たちの通販/中央公論新社 中公文庫 - 紙の:hontoの通販ストア 森鴎外のことを森茉莉に三島由紀夫が聞くとか、親族ではない対談者の方も既に文学史上の人物ばかりが並

    中央公論新社編『対談 日本の文学』全三巻 - Close To The Wall
  • 同僚 生田耕作さんのこと | daily-sumus2

    編集工房ノアより『海鳴り 33』(二〇二一年四月一日)が届く。まずはともあれ山田稔「同僚ーー生田耕作さんのこと」を読む。 何年か前、真治さん、能邨さん、扉野君らといっしょに山田さんを囲む会に参加させてもらったとき、生田耕作の話が出た。それはこの原稿にも書かれている『夜の果ての旅』事件についてであった。簡単に言うと、中央公論の「世界の文学」の一冊としてセリーヌ『夜の果ての旅』(一九六四年)を生田耕作が翻訳することになったときのちょっとした行き違い。 《これは長大かつきわめて難解な小説で、生田ひとりの手に余った。全集なので締切りは延ばせない。そこで彼は私の友人でシュールレアリスムの研究者である大槻鉄男に協力をもとめた。彼はすこし前に三年間のフランス留学から帰国したところで当地の事情にも詳しかった。またヌーボーの会の会員でもあり、生田とは親しく、共訳者として最適と思えた。大槻は日仏学館のフランス

    同僚 生田耕作さんのこと | daily-sumus2
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    bt-shouichi 2023/12/28
    中公の『世界の文学』でセリーヌを読んだ。こっちでは生田耕作と大槻鉄男による訳となってるのが、中公文庫で出てる『夜の果てへの旅』では生田個人による改訳となってるのが気になったが、事情が
  • 中央公論社(Chuokoran-Sha)/世界の文学 全54巻 1963-1967年

    『世界の文学01』 監修:伊藤整(Itō Sei)/伊吹武彦(Ibuki Takehiko)/手塚富雄(Teduka Tomio)/西川正身(Nishikawa Masami)/渡辺一夫(Watanabe Kazuo) Publisher:中央公論社(ChuokoronSha) cover:中林洋子(Nakabayashi Yōko) commentary:福田恆存(Fukuda Tsuneari) 1963 「ハムレット」 Hamlet ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare) 「オセロー」 ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare) 「アントニーとクレオパトラ」 ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare) 「リチャード三世」 ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare) 「夏の夜の夢

  • ハワイの日系二世作家が描く、対立した文化と社会(All I Asking For Is My Body by Milton Murayama) - 未翻訳小説を頑張って日々読んでいる日記

    実は私はかなりのボクシングファンなのだが、それを知っている編集者の友人が面白いことを教えてくれた。ハワイの日系二世作家が書いた作品に、貧困から抜け出すためにボクシングを始めるという描写があるという。さらに、著者の意向で邦訳NGとなっているそうだ。それがミルトン・ムラヤマ(1923-2016)の連作短編集All I Asking For Is My Bodyだ。早速取り寄せて読んでみたが……この作品はボクシング小説云々以前に、文化文化との間に揺れ動く人々を103頁に一文の無駄もなく詰め込んだ、移民文学の傑作だ。 ミルトン・ムラヤマ(1923-2016)は、九州からのハワイ移民の子として生まれる。1941年、高校卒業後にハワイ大学へ進学。同年12月、真珠湾攻撃によって日アメリカが交戦状態となると、ムラヤマは日語話者として台湾へ送られ、日兵捕虜などに対して通訳などの任務に就いていた。戦

    ハワイの日系二世作家が描く、対立した文化と社会(All I Asking For Is My Body by Milton Murayama) - 未翻訳小説を頑張って日々読んでいる日記
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    bt-shouichi 2023/12/26
    “英語は非常に簡単で、100頁ちょっとの長さなので、移民文学に興味がある人は是非とも読んでほしい一冊だ。”
  • UTokyo BiblioPlaza

    東京大学に提出した博士論文を元に2023年3月に出版された書は、ノーベル賞作家・大江健三郎のキャリア全体を縦断するかたちで、その死生観の変遷を読み解いた研究書である。書の刊行直前に、大江はその88年の生涯を閉じた。戦後日文学のみならず、世界文学を牽引した作家であった彼の逝去に、一つの時代の終焉を見たような喪失感を覚えた人々は少なくないだろうが (私もその一人である)、これをきっかけに大江作品を手にとる読者が増え、近年新たな角度から隆盛を見せていた大江研究がますます発展していくことは間違いないだろう。「死生観」という切り口から、大江という作家の全体像を浮かび上がらせようとした初めての試みである書が、その発展に少しでも寄与することができれば嬉しく思う。 大江健三郎は、「書き直し」の作家である。東京大学在学中に小説家としてデビューし、「飼育」(1958) で芥川賞を受賞。その後、「最後の

    UTokyo BiblioPlaza
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    bt-shouichi 2023/11/03
    菊間晴子著『犠牲の森で 大江健三郎の死生観』
  • 遅すぎる、早すぎる――小柳玲子と石原吉郎 - KAZUO NAKAJIMA 間奏

    サンチョ・パンサの行方―私の愛した詩人たちの思い出 作者:小柳 玲子 詩学社 Amazon 人は詩人に詩の中で会うのか、それとも詩の外で会うのか、詩に内と外はあるのか。 小柳玲子の『サンチョ・パンサの行方――私の愛した詩人たちの思い出』(二〇〇四年)を読むと、そんな愚問を発さずにいられない。 昨年、詩人の小柳玲子が亡くなった。会ったことはない。小柳の『サンチョ・パンサの行方』は何度も読み直すほど好きで、ずっと会ってみたいと思っていた。を読んで書き手に会いたいと思うことはめったにない。また小柳のような詩人(というか「人との」と言うべきだろう)との関わり方をする詩人(あとがきに「詩人としての愛が、世の常識のものとはまったく様相を異にしているのだということを、私が愛した詩人たちが分かってくれていると、いまはそう信じている」とある)と会ったところで、おそらく何か話が合うことはなかっただろう。それ

    遅すぎる、早すぎる――小柳玲子と石原吉郎 - KAZUO NAKAJIMA 間奏
  • 死と直結した濃厚なエロス 60年の空白経て刊行された『戦争』が描く、人の極限の姿:朝日新聞GLOBE+

    ロシアウクライナ侵攻により、もうヨーロッパが戦争の舞台になることはないという能天気な思い込みは、みごとに吹き飛ばされてしまった。 陸続きのフランスはウクライナからこれまで約10万人の難民を迎え入れている。今後、この悲惨な戦争はいつまで続くのだろうか。 そんな折、20世紀を代表する大作家のひとりルイフェルディナン・セリーヌ(1894~1961)の『Guerre(戦争)』が刊行された。 『夜の果てへの旅』などで知られるセリーヌは、良識あるブルジョア階級の人々が目をむくような俗語や卑語を駆使した斬新な文体で、フランス文学に大革新をもたらした作家だ。ふたつの世界大戦を生き、自身の戦争体験に題材を取って数々の傑作を世に送り出した。 一方で、反ユダヤ的な評論をいくつも書き、44年6月に連合軍がノルマンディーに上陸すると、自ら身を案じてフランスを脱出。デンマークに亡命した「問題作家」でもある。セリーヌ

    死と直結した濃厚なエロス 60年の空白経て刊行された『戦争』が描く、人の極限の姿:朝日新聞GLOBE+
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    bt-shouichi 2023/09/30
    “セリーヌはフランスから逃げ出した時、複数の手書き原稿をパリに残した。その原稿の束は長いこと行方不明になっていたのだが、昨年になって、あるジャーナリストが保持していると名乗りを上げ、文壇は騒然となった
  • 親密な手紙 - 岩波書店

    「窮境を自分に乗り超えさせてくれる「親密な手紙」を、確かに書物にこそ見出して来たのだった」。渡辺一夫、サイード、武満徹、オーデン、井上ひさしなどを思い出とともに語る魅力的な読書案内。自身の作品とともに日常の様々なできごとを描き、初めて大江作品に出会う人への誘いにもなっている。『図書』好評連載。 一章 不思議な少年 困難な時のための 感受性のある個性 ブクブク 当のこと 「器用仕事」 人間を慰めることこそ ヒヨドリ再説 新訳に誘われて 死者たちの時 ジョイスと武満 作曲家と建築家 二章 バロックのブクブク 愛をとりあげられない 幼児が写真を見る 品格の問題 ナンボナンデモ 返 礼 ノリウツギの花 真っさらのタンクロー 短篇作家の骨格 衿子さんの不思議 生活の隙間 三章 様ざまな影響 茫然たる自分の肖像 復 権 心ならずも 伊丹十三の声 しっかりやりましょう! バーニー・ロセット 毎日毎日う

    親密な手紙 - 岩波書店
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/09/11
    “渡辺一夫、サイード、武満徹、さらにエリオット、オーデン、ジョイスなどを語る魅力的な読書案内。自身の作品とともに日常や社会の様々なできごとを描き、初めて大江作品に出会う人への誘いでもある。『図書』好評
  • 古事記の世界(西郷信綱著)の要点整理 - tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

    名著のほまれ高い西郷信綱著『古事記の世界』(岩波新書)を読んだ。短距離通勤の車中で読んでいたので、通読するのに2週間以上かかってしまった。読み終わったあと当ブログで紹介しようと、1週間かけてもう1度読み返した。おかげで古書店で買ったは、付箋(緑と赤の2種類)と蛍光ペン(黄と緑の2色)で、悲惨な状態になってしまった。読んでいる途中でN先輩に「これは良書ですよ」と申し上げると、早速その足で買い求め、わずか2日で読み上げたそうで、これはとてもマネできない(ただし2日間とも、午前1時まで読んでいたとのこと)。 版元の紹介文は《イナバの白兎,国引き,オロチ退治,海幸山幸,天の岩屋戸の話など,古事記は私たちにとって親しみ深い古典である.著者は,古事記伝の宣長という縦糸と,イギリス社会人類学の横糸とを交錯させる新しい問題意識に立って古事記を読み解くことにより,その質を明らかにした.新しい光に照らし出

  • https://twitter.com/ttt_cellule/status/1680776032457232384

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    bt-shouichi 2023/07/17
    “ミネルヴァ書房の『ドイツ文学の道しるべ』めくってる。 フォントと書式の高校教科書模倣がすごい(こうしないと結局学生は読まないと見切ったか)”