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語りの権力性とフェミニズムに関するcrowserpentのブックマーク (32)

  • プラックローズ&リンゼイ 著『特権理論:ポリティカルコレクトネス、アイデンティティポリティクス、フェミニズムはいかなる理論的根拠に基づいているのか』(2020年)/90点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む

    はじめに(評者・田楽心 Den Gakushin) 原題 著者について 序論 第一章 ポストモダニズムーー知識と権力における革命 第二章 ポストモダニズムの応用的転回ーー抑圧を見えるようにすること (評者補足)応用ポストモダニズムの各理論について 第三章 ポストコロニアル理論ーー他者を救うために西洋を解体する 第四章 クィア理論ーー「普通」からの解放 第五章 批判的人種理論とインターセクショナリティ ーーいたるところにある人種差別を終わらせるために 第六章 フェミニズムとジェンダー研究ーー洗練された単純化 第七章 障害学と肥満研究ーー支援グループのアイデンティティ理論 第八章 「社会正義」の研究方法と思想、第九章 実践の中の「社会正義」ーー理論はいつも、紙の上では良く見える 第十章 「社会正義」イデオロギーの代わりとなるものーーアイデンティティ・ポリティクス抜きのリベラリズム 評価(評者・

    プラックローズ&リンゼイ 著『特権理論:ポリティカルコレクトネス、アイデンティティポリティクス、フェミニズムはいかなる理論的根拠に基づいているのか』(2020年)/90点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む
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    crowserpent 2022/06/13
    「リベラリズム」と「再帰的ポストモダニズム」という二項対立図式が全体的に雑だなーという印象。
  • 男性から「ことば」を奪っているのは男性自身ではないか - あままこのブログ

    s-scrap.com 「男性にも『ことば』が必要だ」という記事を読みました。 上記の記事は、さまざまな論点があって、それぞれの論点で賛成できるもの・そうでないものが分かれるのですが、それに一つ一つ答えていくと長くなってしまうので割愛します。 ただ、タイトルの「男性にも『ことば』が必要だ」に関して言うと、それについての僕の答えは簡単で 「男性から『ことば』を奪っているのは男性自身ではないか」 というものです。 「ことば」を発するときに「説明する理論」が必要なときとは 上記の記事では、「女性が受けている不利益を説明する言説はたくさんあるが、男性が受けている不利益を説明する言説はない」ということをもって、「男性には『ことば』がない」と主張します。 これまで、男性と女性が受ける不利益の非対称さを論じる言説は、フェミニズムによるものが大半だった。したがって、女性が受けている不利益については、それを

    男性から「ことば」を奪っているのは男性自身ではないか - あままこのブログ
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    crowserpent 2022/04/14
    男性が「お気持ち」しないかというとそんなこともないと思うし、女性にも「自己検閲」は多いと思うので、ちょっとズレてる感じがする。
  • 男性にも「ことば」が必要だ

    世界経済フォーラムが毎年発表している「ジェンダー・ギャップ指数」の2021年版によると、日の順位は156か国中120位であり、先進国のなかでは最低クラス、東南アジア諸国よりも低い[1]。例年、日ではとくに「ジェンダー間の経済的参加度および機会」および「政治的エンパワーメント」の指標が低いことがポイントだ(逆に、「教育達成度」と「健康と生存」の数値は他の先進国とほぼ変わりない)。日の女性は、政治や経済という「公」の領域から、いまだに締め出されつづけている。 また、2021年に小田急電鉄小田原線で起こった刺傷事件では、容疑者が取り調べで「幸せそうな女性を見ると殺してやりたいと思うようになった」と発言したことから、女性という属性をターゲットにしたヘイトクライムや「フェミサイド」であると論じられた[2]。自身も強姦事件の被害者であるジャーナリストの伊藤詩織も論じているように、日は性犯罪の被

    男性にも「ことば」が必要だ
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    crowserpent 2022/04/14
    「弱者男性論」をめぐる現状についてよく整理された文章だった。この辺の話のこじれやすさの背景には「孤独」の問題の扱いの難しさがあると思う。
  • 「フェミニスト原則」だけでどうにもならないから今の混沌があるんじゃないの - あままこのブログ

    swashweb.net TLでは結構絶賛されていて、「真のフェミニズムってこういうことだよな」みたいなことを書かれている上記の声明文。 ただ、どうも僕は読んでいて納得がいかないんですね。 いや、良いこと書いてあるとは思うんですよ?「すべての人々が解放されるまで私たちは戦う」とか、「私たち全員が自由になるまで、私たちの誰も、自由ではない。」とか、確かにスローガンとしては否定しようがない良いことではあるし、そんな良いことに反対するツイフェミたちは悪魔なんじゃないかと、そうも言いたくなるでしょう。 でも、僕は思うんですよ。 「そんな原理原則だけでは解決できない問題があるからこそ、今の混沌があるんじゃないの?」と。 ある人・グループの人権を尊重することが、別の人・グループの人権を毀損するという矛盾 例えば、上記の声明文では、以下のように書いて、すべての人の人権が尊重されることが重要だとしています

    「フェミニスト原則」だけでどうにもならないから今の混沌があるんじゃないの - あままこのブログ
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    crowserpent 2021/07/15
    「互いの人権が衝突するジレンマがある」は一般論としては正しいけど、「不安に基づく排除」を人権侵害と同列に並べて「歩み寄りが必要」とまとめるのは不当だと思う。
  • 男性から男性へ語ること - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    ナインティナインの岡村隆史さんの発言が大炎上している。岡村さんは2020年4月27日のラジオ番組の「オールナイトニッポン」で以下のように発言した。 苦しい状態がずっと続きますから、コロナ明けたら、なかなかのかわいい人が短期間ですけれども、美人さんがお嬢やります。これ、何故かと言うと、短時間でお金をやっぱり稼がないと苦しいですから、そうなった時に今までのお仕事よりかは。 (スポニチによる書き起こし記事を参照) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200427-00000196-spnannex-ent はじめに書いておくが、私はこの岡村さんの発言は下劣だと考えている。この発言から滲み出るのは、「経済的に苦境に陥った女性たちを高みの見物をして楽しむ態度」であり「その女性たちの頬を札びらで張る態度」である。すなわち、経済的に恵まれ*1、安全な場所から女性たち

    男性から男性へ語ること - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
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    crowserpent 2020/05/03
    「痛みとともにある語り」だからこその暴力性から目を切ってはいけないと思う。/「非モテ男性の差別発言」についてはあとで何か書きます。
  • 岡村叩きにみる正義を語る悪魔|要友紀子

    貧困問題の社会活動家・藤田孝典氏が先日4月26日に書いた記事「岡村隆史『お金を稼がないと苦しい女性が風俗にくることは楽しみ』異常な発言で撤回すべきではないかがいまSNSで激しい論争を呼んでいる。 事の発端は、ナインティナインの岡村隆史氏が深夜ラジオ番組で、「コロナ収束後にお金に困ったかわいい女性が風俗で働きに来るだろうから、そのかわいい子につくのを客として楽しみにしよう」という趣旨の問題発言をしたのがきっかけ。藤田氏は記事で、この岡村発言を徹底糾弾、政治・行政的不作為の結果として存在する風俗従事女性のバックグラウンドを物ともせずに嬉々として利用する客たちの問題性を説くとともに、性を売らないで済む社会の実現を呼びかけている。 NPO法人ほっとプラスで困窮者支援を行なっている藤田氏と私は面識はないが、Facebookで長年繋がっていて、社会活動家としてのラディカルさにおいて注目・期待してきた一

    岡村叩きにみる正義を語る悪魔|要友紀子
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    crowserpent 2020/05/03
    「セックスワーカーへの善意」の形をとった語りが、当事者への不利益をもたらすということについて。
  • 人の変わらない部分を変える必要はない ―ナインティナイン岡村隆史謝罪放送を聴いて― - あなたとあなたの話がしたい

    *1 ナインティナイン岡村さんがセックスワークと貧困に関する不適切発言を謝罪して、矢部さんが「公開説教」した回をradikoのタイムフリーで聴いた感想を書きたい。 矢部さんによる炎上緩和策としての「公開説教」 岡村さんが冒頭から沈痛な様子で謝罪の言葉を述べる中、突如矢部さんが乱入して今日は公開説教しに来たと宣言し、その後はほとんど矢部さん一人の語りが展開される流れだった。 この放送の内容については既にTwitter等で議論されているように様々な切り口で語ることができると思うけれど、私はまず全体的な趣旨の解釈として、矢部さんは殺伐とした炎上騒動をコンテンツ/ショー化された「公開説教」に昇華することで、岡村さんを守ることに多くの面で成功した、というものを採用したい。 そもそも岡村発言の何が悪かったのか そもそもの前提として、岡村発言の何が悪かったかというのはそこまで簡単な問題ではない。思慮に欠

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    crowserpent 2020/05/03
    概ね同感。「変わらない部分」というより、「閉じ籠りや逃げ」が「不適切発言」と繋がっているから根本を変えろ、という語り方が暴力的なのだと思う(暴力かどうかを決めるのは岡村氏であり第三者ではないけど)。
  • 千田有紀「「女」の境界線を引きなおす:「ターフ」をめぐる対立を超えて」(『現代思想3月臨時増刊号 総特集フェミニズムの現在』)を読んで - ゆなの視点

    (査読のない商業誌である『現代思想』に掲載されるのは「論文」ではなく「論考」だろうというご意見をいただきました。こういう文章をどう呼ぶべきかわからず「論文」と書いてしまいましたが、そのために誤った印象を与えてしまったかもしれません。申し訳ありません。) この記事では、『現代思想3月臨時増刊号』に掲載された千田有紀氏の「「女」の境界線を引きなおす:「ターフ」をめぐる対立を超えて」を取り上げ、ひとりのトランス女性としての視点から批判します。いろいろと語りたいことがあるのですが、以下ではまず第一節で、千田氏の基的な議論を要約し、その範囲に焦点を絞って反論をします。千田氏の論文の概要を知りたいだけという方は、ここだけ見ていただければ結構です。第二節では、詳細に千田氏の議論を検討し、どこでどのような問題が生じているのかをかなり細かく見ていこうと思います。第三節はおまけ的な内容で、そこではこの論文が

    千田有紀「「女」の境界線を引きなおす:「ターフ」をめぐる対立を超えて」(『現代思想3月臨時増刊号 総特集フェミニズムの現在』)を読んで - ゆなの視点
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    crowserpent 2020/02/24
    トランスの人を「アイデンティティの構築が自由」と見做すのは、非当事者にありがちなダメ理解だよなぁ。これが単なる誤解で済まないのは、この「理解」自体が差別を強化するように機能するからなんだよね。
  • 2010年代メンズリブ対談 -メンズリブのこれまでとこれから- - うちゅうリブ

    2018年6月9日に新宿で、関西でメンズリブ団体〈Re-Design For Men〉を主催する西井開さんと、〈うちゅうリブ〉共同主催の環がメンズリブのこれまでとこれからについて対談しました。以下、当日話した内容の文字起こしをベースに、文章で意図が正確に伝わるように加筆・修正した内容を公開します。 プロフィール 西井 開@kaikaidev 環@fuyu77 メンズリブに至った経緯 メンズリブにおける参加者の枠 -「男性」限定とするか否か- メンズリブの会を開く意義 男の加害性 「メンズリブ」という言葉への違和感 フェミニズムとの付き合い方 メンズリブのこれから プロフィール 西井 開@kaikaidev 「男の語りの場をつくる」市民団体〈Re-Design For Men〉@ReDesignForMen1代表。2年前から仙台・大阪で男性に関わるテーマについて基男性だけで語り合う〈男の勉

    2010年代メンズリブ対談 -メンズリブのこれまでとこれから- - うちゅうリブ
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    crowserpent 2018/07/07
    「男の生きづらさ」や「加害性」に対する語れなさの問題を、色んな角度から語る対談。
  • 「弱者男性」は何を望むのか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    数年前から「弱者男性」という言葉がインターネット上で流通するようになっている。定義は明確ではないが、マイノリティ属性(「障害者」「セクシュアルマイノリティ」「生活困窮者」「民族的少数者」など)を持たないが、不安や困難を抱える男性のことだろう。問題は、「弱者男性」は「フェミニズム」批判のために出てきた概念だということだ。 最近話題になったのは以下の記事だ。 「決して救われない社会的弱者「キモくて金のないおっさん」について語る」 http://togetter.com/li/824984 「弱者男性とフェミニズム」 http://shibacow.hatenablog.com/entry/2015/05/24/202444 男性側からの「弱者男性」への反論と、それに対する再反論が以下である。 「いい加減“弱者男性”をフェミニズム批判の道具にするのをやめろよ。 http://anond.hate

    「弱者男性」は何を望むのか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
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    crowserpent 2015/05/26
    「弱者男性の孤独のケア」という視点でみればこういう風にしか書きようがないとは思うけど、おそらく話は噛み合ってない。/言及しました:http://d.hatena.ne.jp/crowserpent/20150531
  • 弱者男性とフェミニズム - shibacowのブログ

    弱者男性をめぐる議論 弱者男性とフェミニズムの話がはてなで人気だ。 弱者男性の救済にフェミニズムが何の役割も果たしていないという異議申立てがなされた。 togetter.com その話を補強するエントリーがこちら。 1)フェミが弱者男性の弾圧に一役買っているということ anond.hatelabo.jp それに対する反論 2)いい加減“弱者男性”をフェミニズム批判の道具にするのをやめろよ。 anond.hatelabo.jp 上のエントリーと下のエントリーは話が噛み合っていない。上のエントリーが強者女性の話をしているが、下のエントリーは女性一般の話にすり替わっている。 フェミニズムと弱者男性を語る場合、次の2つのことはよく出てくる。 強者女性と、女性一般の話の混乱 何故、弱者男性は、フェミニストにその境遇を語るのか? 議論を先取りしてしまうと、フェミニズムには、「自分が強者になった後」の理

    弱者男性とフェミニズム - shibacowのブログ
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    crowserpent 2015/05/25
    当事者運動が「弱者の中の弱者」を置き去りにすること自体に対する批判は重要だけど、問題は「公正」か「権力(自分達の都合)」かの二元論に持ち込んでる点だと思う。/言及しました:http://d.hatena.ne.jp/crowserpent/20150531
  • 会田誠展抗議運動について(澁谷知美の批判を受けて) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    東京の森美術館で行われた会田誠展が、一時期ネット上で議論になっていた。特に『犬』という作品は、四肢が切断された少女が描かれており、展示に対して抗議が起きる事態となった。 私自身は、東京まで展示を見に行く機会もなかったので、作品の内容についてはあまり積極的にコメントしていない。ただし、抗議については幾人かのフェミニストが表だって賛同していたので、気になって見ていた。その中で、私の目についたのは澁谷知美のブログ記事である。 「会田誠の絵も、それがアートになる社会も醜悪である (署名募集あり)」 http://shibuya.txt-nifty.com/blog/2013/01/post-1160.html 私はTwitterでこの件について発言していた。それは以下のまとめ(togetter)で読むことができる。 「『会田誠 天才でごめんなさい』展への抗議関連の議論」 http://togett

    会田誠展抗議運動について(澁谷知美の批判を受けて) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
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    crowserpent 2013/03/22
    http://togetter.com/li/446918の続き。「被害者像の押し付け」問題の射程は広いと思うのだけど、コメント見てるといまいち重要性が理解されてないみたいで残念。
  • フェミに特化した在特会カウンター考察

    各地で在特会をはじめとした「行動する保守」系団体による民族差別デモが行われている中、色んな形のカウンター行動が生まれつつあります。そんな中、女性に対する暴言や蔑視に対してはいったいどのような対抗が可能か、色んな方々のご意見をまとめました。 なかなかお返事返せませんが、他にも案などありましたらお聞かせ願えれば幸いです。

    フェミに特化した在特会カウンター考察
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    crowserpent 2013/02/27
    差別的言辞に対するカウンター言説の難しさについて。
  • 『会田誠 天才でごめんなさい』展への抗議関連の議論

    SHIMIZU Akiko(清水晶子)『フェミニズムってなんですか?』 @akishmz 「こんなのはポルノと一緒だ」的な議論はしたくないし正直セクシュアリティの政治という観点からはかなり危険だと思うけれど、全く同じ意味で「これはポルノではない/ポルノだけではない」的な議論をされてもちっとも説得されないし。 2013-01-28 07:31:50 SHIMIZU Akiko(清水晶子)『フェミニズムってなんですか?』 @akishmz とりあえず下RTのリンク先みたいな評価の仕方では駄目だと思う。同サイトのこちらのページとか。これと同じロジックを例えば欲望対象を特定の人種や民族に置き換えて現代において通用するのかって話だと思うのだけれど。 http://t.co/MtxFLVks 2013-01-28 08:43:48

    『会田誠 天才でごめんなさい』展への抗議関連の議論
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    crowserpent 2013/01/31
    この辺のTweetは気になってたので有難い。font-da氏の「当事者性を勘ぐることが当事者を引き裂く」という指摘は重要だと思う。関連:http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20130129/p1 http://d.hatena.ne.jp/font-da/20130321/1363878747
  • 魅惑の分離主義 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    私はTwitterのアカウント(@renrakufontda)を持っている。そこのやりとりがまとめられて、読めるようになっている。主に金明秀(@han_org)さんへのリプライというかたちで、「ある問題の当事者」が研究の場で、その問題についてコメントするときに抱える葛藤を語っている。 「マイノリティと『冷静に・論理的に語ろうとすること』のジレンマ」 http://togetter.com/li/359325 各方面からたくさんのコメントをいただいた。 その中で、i-noさんが私のレズビアン・フェミニストに対する発言に対して、コメントしてくださっている。i-noさんは、「レズビアンである<わたしたち>のストーリー」の作者だ。 レズビアンである「わたしたち」のストーリー 作者: 飯野由里子出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2008/05/01メディア: 単行購入: 6人 クリック: 67

    魅惑の分離主義 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • BLと百合のフェミニズム - 鳥籠ノ砂

    ここ一年で、BLと百合に対する見方が大きく変わった。むろん、その二、三年前ではまた別の見方をしていたので、これから変わっていく可能性も大いにある。とはいえ、少し考えをまとめておく必要があるだろう。 たとえば、私は一年前「BLや百合は同性愛者への暴力だ」ということを書いている。一方で、「BLや百合は現実の同性愛や両性愛とはなんの関係もない」ということも書いている。だが今にしてみれば、この二つの主張は全く相容れないことが分かる。現実のものと関わらないものが、どうやって現実のものに暴力を振るうことができるのか。当時の私は、どうやら次のようなことを言いたかったらしい。「たとえばBLの多くは、たんに『異性愛のやり方』を(攻め・受けという形で)同性に当てはめているだけだ。それは実際の同性愛や両性愛とは別ものだし、セクシュアリティを一つの枠組みに押し込めている点で暴力なのだ」と。そして私はこうした考えの

    BLと百合のフェミニズム - 鳥籠ノ砂
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    crowserpent 2012/03/14
    「ほんもの」の同性愛と虚構としてのBL・百合、という対立の無意味さ。
  • 自分をこじらせてその2・「女」だから | ポット出版

    ぼちぼち仕事が増えてきて、私は半年も経たないうちにデザイン事務所のアルバイトを辞め、ライターとしてひとり立ちしました。 その一方で、私にある変化が起こります。なんと会社を辞めてから、中学生の頃から今までずっと絶え間なくでき続けていたにきびがピタリと治ったのです。「うちの会社、辞めたら肌年齢が十歳若返る」という噂は聞いてましたが、まさかこれほどに変わるとは……。ついでに幼少期からの持病だった腹痛も治り、いきなり体質が変わってしまいました。自分で分析してみると、どうやら私は集団行動が極端に苦手なようで、集団の中に行く緊張から腹痛を引き起こしたり、それで消化器系が悪くてにきびができていたようでした。小中高大学、フリーターの頃は週6日勤務、社員になっても週6日なので「集団生活じゃない生活」をしてる期間が幼少期しかなく、気づかなかったんですね。まさか、自分がそこまで集団生活に向いていなかったとは! 

    crowserpent
    crowserpent 2011/11/03
    Twitterで見かけて再読。「女にはわかんないでしょ、どうせあなたは美人だから」…こうやって非モテ女性は「非モテ」から排除されてきたんだよね…。
  • 弱者へのレトリカルな搾取的便乗と、「◯◯ガー」という揶揄表現の妥当性 - macska dot org

    前エントリ「反ポルノ・売買春団体『エスケープ』十年前の方向転換と、暴力をふるう『反暴力』活動家たち」への反応のなかで、ほとんど唯一(ほかにいるかもしれないけど、見ていない)記事に批判的なことをツイッターで書いてくれたのは、@g_kinokoさんという人だった。マッキノンの反ポルノ論に好意的な人はたいていわたしの話を聞いてくれないし、まともに反応してくれないので、批判を書いたうえで、それへの反論にも応対してくれたのは嬉しかった。そうした直接の応答はツイッター上で書いているのだけれど、ちょっと気になった表現があったので、ここでもとりあげてみる。それは、@g_kinokoさんの次のようなコメントだ。 http://t.co/D9lmfrY >「売買春をただ取り締まるだけ、ただ売買春を減らすだけでは、貧困やその他の理由で売春に従事せざるをえない女性たちはまったく救われない。収入源を失い、より困るだ

    弱者へのレトリカルな搾取的便乗と、「◯◯ガー」という揶揄表現の妥当性 - macska dot org
  • Togetter - 「『フェミニストと名指されること』の問題と、戯画的フェミニスト像を負わされた田嶋陽子氏」

    UME @umevoshi_p そーいや、私自身は別にフェミというわけじゃないんだけど、この手の話をしてるとそう思われがちなんだよなー。私は基、理不尽だと思うことに、噛み付いているだけなのだが、性別に絡んだ話するとすぐ「そういう人?」みたくよくわからん認定されるのがウザったいし面倒くさいのであった 2010-09-28 20:50:30 UME @umevoshi_p 学生の頃、女子があからさまに女性蔑視なことを言ったので「それ違わんー?以下略」と突っ込んだんだけど、その時の反応が「えーなに、うめってそういう人ー?」みたいな…。そういうってどういう。ま、大体分かるけどさ。そういう余計なこと言わずに既存の価値観男女観におさまって「いい子」(続 2010-09-28 20:53:36

    Togetter - 「『フェミニストと名指されること』の問題と、戯画的フェミニスト像を負わされた田嶋陽子氏」
  • まとめよう、あつまろう - Togetter

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    まとめよう、あつまろう - Togetter
    crowserpent
    crowserpent 2010/06/05
    (高橋氏に)概ね同感。「性的搾取」の言説は慎重にやらないとすぐにパターナリズムに堕する。冷静に問題を切り分けるのが大切なんだけど、これがなかなか、ね。関連:http://togetter.com/li/26417