1945年7月19日-1945年7月31日の期間の日記は教官の検閲をうけている。しかし、ツイッターの文章にはこのことがまったく書かれていない。これは、ツイッターの読者への重大な説明不足である。 もう一つ、『はだしのゲン』第1巻(ゲンの兄、中岡昭の疎開の部分)とよみくらべると、食料事情が良すぎるようにおもえる。1945年7月下旬の時点で、食料に困った様子がほとんどない、というのは、正直疑わしい。ここで教官の検閲が入ったのではないか? この点こそ読者の誤解を招く。それと、これは高度な問題だが、『神聖喜劇』(大西巨人)に、ある兵士が「大根の葉が食事に出た」という手紙を書いて上官から攻めれらる場面がある(この点は記憶で書いているが、大きな間違いではないはず)。ツイートの執筆者と監督者はそういう可能性も考えたのか? 「ゆるふわ」という批判は、7月25日前後の記述にもすべきである。 1945年8月6日