BBCの調査報道で、ミャンマー国軍が今年7月に北西部カニ郡で住民を相次ぎ殺害し、少なくとも男性40人が犠牲になったことが分かった。 目撃者や生存者によると、国軍兵は抵抗勢力の拠点となっているカニ郡で村から村へと移動し、男性の住民をまとめて殺害したという。兵士の中には17歳ほどの若者もいたという。
ミャンマー・ヤンゴンで行われた国軍への抗議デモで、民主派勢力が発足させた国家統一政府(NUG)を支持するプラカードを持つ参加者(2021年4月30日撮影)。(c)STR / AFP 【5月9日 AFP】ミャンマーの軍事政権は8日、民主派が発足させた政府などが「テロ組織」に指定されたと発表した。クーデターへの抗議デモが続く中、国軍は民主派勢力の取り締まりを強化する狙いだ。 国営テレビは8日夜の放送で、民主派が発足させた「国家統一政府(NUG)」とNUGの「国民防衛部隊(PDF)」、アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏率いる国民民主連盟(NLD)の議員らが設立した「連邦議会代表委員会(CRPH)」が「テロ組織」に指定されたと発表。 さらに「CRPHやNUG、PDFによる国民の安全を脅かすテロ行為を支持したり支援したりしないよう国民に求める」と呼び掛けた。 「テロ組織」
軍による市民への弾圧が続くミャンマーで、クーデター以降、治安部隊の発砲などで51人の子どもが死亡したことが現地の人権団体の調べでわかりました。 死亡した子どもの中には、軍の弾圧の恐怖を感じながらも、遺書の入ったカードホルダーを身に着けてデモに参加していた少女がいました。 ミャンマーでは、ことし2月のクーデター以降、軍による市民への弾圧が続いていて、現地の人権団体「政治犯支援協会」によりますと4日までに769人が治安部隊の発砲などで死亡し、このうち51人は6歳から17歳の子どもでした。 NHKがこの人権団体や地元メディアに確認したところ、亡くなった子どものうち最も多い26人は抗議デモの現場で死亡していて、デモに参加して殺害されたとみられる一方、12人は抗議活動とは関係のない自宅などで死亡しており、弾圧に巻き込まれたものとみられています。 人権団体は「軍は抗議活動に参加する若者や子どもたちを銃
9日、ミャンマーのバゴー市で、デモに参加していた市民を国軍が包囲し、銃火器などを発砲。その結果これまでに少なくとも80人以上が死亡し、200人以上が行方不明となる惨事が起きた。写真は市民を取り締まる国軍。REUTERS <国際社会の批判にもかかわらず、ミャンマー国軍はデモ参加者への弾圧を容赦なく続け、武装勢力も巻き込んだ内戦に発展する恐れも> 2月1日のクーデターで政権を奪取した国軍が、抗議活動を続ける市民への実弾発砲などを続けるミャンマー。情勢は日に日に混迷の度が深まり、打開へ向けた一筋の燭光すらまったく見えない状況が続いている。 そんななか4月9日、中心都市ヤンゴンの北に位置する古都バゴー市で、デモに参加していた市民を国軍が包囲し、銃火器などを発砲。その結果これまでに少なくとも80人以上が死亡し、200人以上が行方不明となる惨事が起きた。 これは地元のメディア「イラワディ」や米政府系放
インド北東部ミゾラム州に身を潜めるミャンマー軍兵士(2021年3月15日撮影)。(c)Sajjad HUSSAIN / AFP 【3月27日 AFP】Tシャツ姿のミャンマー兵(24)は震えながら、自分の地元の住民に対して暴力を行使するよう命じられたことを振り返った。その命令こそがインドへ逃亡するきっかけとなった。 身の安全を守るため、この兵士をチョーさんという仮名で呼ぶ。チョーさんは、AFPが面会したインド北東部ミゾラム(Mizoram)州のある場所に身を潜める40人のミャンマー人の一人だ。彼らのほとんどは警官だった。 人権監視団体「ビルマ政治囚支援協会(Assistance Association for Political Prisoners)」によると、ミャンマーで2月1日に起きたクーデター以降、軍事政権による抗議デモへの弾圧で少なくとも180人が死亡している。 暴力が続く中、300
27日、ミャンマー・ネピドーで開かれた国軍記念日の式典で、軍事パレードに参加する兵士(ミャンマーの国営テレビから、共同) 【ヤンゴン共同】ミャンマーの首都ネピドーで27日「国軍記念日」の式典が開かれ、軍事パレードが行われた。2月1日のクーデターで全権を掌握してから初の開催。ミン・アウン・フライン総司令官が演説し、昨年の総選挙で不正がありクーデターは「避けられなかった」と改めて正当化。「自由で公正な選挙が行われた後、権力を移譲する」と主張した。国軍は事前に、デモなど式典妨害者の射殺も警告した。 死者300人超、子どもの犠牲者少なくとも20人以上 最年少は7歳女児
クーデターへの抗議デモが続くミャンマーで、今月3日、デモに参加し犠牲になった19歳の女性の遺体を当局が検視を行うためとして墓から掘り起こし、市民から非難の声が上がっています。 ミャンマー第2の都市マンダレーで今月3日、クーデターに抗議するデモに参加していたチェー・シンさん(19)が頭を撃たれて死亡しました。 目撃者の話によりますとチェー・シンさんは当時、警察と対じする前線付近からデモ隊に指示を送っていたということで、翌日営まれた葬儀には大勢の人が集まりその死を悼みました。 チェー・シンさんの死は国の内外のメディアで広く伝えられ、デモ隊もその姿を描いたイラストを掲げるなど抗議運動の象徴的な存在となっています。 遺体はその後マンダレー郊外の墓地に埋められましたが、ミャンマーの国営テレビによりますと警察が裁判所の許可を得て墓から遺体を掘り起こし、検視を行ったということです。 国営テレビは、検視の
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