photo by Octavio Rojas はてなしぐさ 「はてなしぐさ」とは、かつての「はてな村民」が使っていた秘伝の奥義である。おとなり日記の時代には、はてな村中の人間が知っていたが、なぜか最近まで知られていなかった秘伝でもある。実在する株式会社はてなに関する仕草なのかは自分のあたまで考えよう。 はてな村は特殊なネットコミュニティであり、各地からアレな人が集まっている事から、お互いに気持ち良く手斧を投げるための「工夫」が必要であったとされ、ソーシャルメディア時代にも通用するものとして、普及を促進する「特定非営利活動法人はてなしぐさ」が商標権を有していた気がする。 これら、はてな村民の行動・マナーは文書としては残されていないが、少数のはてな元老院によって伝承されており、後に「はてなしぐさ」として知られるようになった。語源も知らずに「モヒカン」と言ったりするのはその名残りである。 200
15日の記事のコメント欄で少しふれたが、大江健三郎氏が11月20日の朝日新聞の「定義集」というエッセイで、彼の『沖縄ノート』の記述について弁解している。それについて、今週の『SAPIO』で井沢元彦氏が「拝啓 大江健三郎様」と題して、私とほぼ同じ論旨で大江氏を批判しているので、紹介しておこう。大江氏はこう弁解する:私は渡嘉敷島の山中に転がった三百二十九の死体、とは書きたくありませんでした。受験生の時、緑色のペンギン・ブックスで英語の勉強をした私は、「死体なき殺人」という種の小説で、他殺死体を指すcorpus delictiという単語を覚えました。もとのラテン語では、corpusが身体、有形物、delictiが罪の、です。私は、そのまま罪の塊という日本語にし、それも巨きい数という意味で、罪の巨塊としました。つまり「罪の巨塊」とは「死体」のことだというのだ。まず問題は、この解釈がどんな辞書にも出
ゲームをしていると頭がわるくなるといいますが、ゲームデザイナーの人はだいじょうぶなのですか? (小5・男の子) ゲームデザイナーの人はおもしろいゲームを作るために、いろいろとそうぞうして、いろいろなことを考えますよね。そうしてなかまとたくさん話し合ってゲームを作っていきます。だからゲームデザイナーの人のあたまのはたらきはいいと思います。 一方、まいにちゲームを「やっている」人たちは、ゲームをうまく動かすために脳の中で決まった神経(しんけい)の流れが作られてしまいます。そうするとできるだけ脳のいろいろな場所に信号を送らずに手が動くようになってしまうので、その他の部分のはたらきがわるくなってしまうんです。脳には前頭前野(ぜんとうぜんや)といって「うまい手順を考える」ところがあります。決まったことをくりかえす「ゲーム」は、ここをあまり使わないのです。あたまの中で今までおぼえてきたいろいろなことを
「人を見た目で判断してはいけない」とよく言うが、先日、アメリカでその言葉を覆してしまう、驚くべき研究結果が発表された。研究を行ったコロラド大学の経済学者であるNaci Mocan氏と、ジョージア州立大学の同じく経済学者であるErdal Taken氏によると、「容姿の劣る十代の若者は、犯罪者になる傾向がある」とのこと・・・って、いくらなんでもひど過ぎやしないか? 容姿の美醜だけで人の将来決めるなよ! 誠に信じがたい結果であるが、実はこの研究プロジェクト、連邦政府からの資金援助の下に行われた大掛かりなもの。対象となった高校生の数も1万5000人と、壮大な数のデータから分析されたものであることは間違いない。高校生たちに質問調査を実施する際、Mocan氏とTaken氏の2人は調査官に「回答者の容姿をvery attractive(美形)からvery unattractive(ブサイク)までの5段階
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