「サッカー王国」として知られる静岡県ですが、日本酒業界では「吟醸王国」と呼ばれているのをご存じでしょうか? 県開発の「静岡酵母」は、果実を思わせる香りが出るのが特徴で、これを使った吟醸酒が1986年の全国新酒鑑評会を席巻し、「吟醸王国」として評価を高めました。また、静岡県は米の高精白化や最新設備の導入など、酒質の底上げに努める蔵元も多く、日本酒好きにとっては目が離せない地域。キレイな酒質でフルーティなお酒が多く、初心者や女性にも大いにオススメできます。 その1 透き通るようなボディに豊かな旨みを含む 土井酒造場[掛川市] 開運(かいうん) 無濾過純米 2980円(1.8ℓ) 能登杜氏四天王、故・波瀬正吉氏の技を受け継ぐ蔵。近年は、太陽光発電で使用電力の約半分を発電するなど、環境に配慮した取り組みも行っています。本作は透き通るような酒質に豊かな旨みを含んだ一本。生無濾過ですが燗でも旨い! 【