さて,熱傷の局所治療についても方針をまとめることにする。小範囲の熱傷から広範囲熱傷にまで適応できる治療原則である。なお,ここで述べる方法は従来の治療法を全て無視したものであることは言うまでもないと思う。従来の熱傷局所治療が全て間違っていたからこそ,ここで新しい治療法を提案するものであるからだ。 何で創面を覆うか? 広範囲熱傷では食品包装用ラップ(サランラップでもクレラップでもよい。もちろん,ビニールの風呂敷だっていい)で創面を覆い,ラップの上はガーゼか紙おむつで覆い,浸出液を吸収する。ラップはアセモを作りやすいので,傷の周りの皮膚をよく洗うようにしたほうが安全。 ラップは滅菌する必要はない(ラップの製造過程から考えて,市販されているラップに細菌が付着している可能性はほとんどゼロである)。 「褥瘡のラップ療法」で使われているOpWT(穴あきポリ袋+紙おむつ)で創面を覆うのも効果的。ラップ単独
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