2009年10月に発売される米Microsoft Corp.のパソコン用新OS「Windows 7」。このWindows 7に対して,ある業界の技術者や関係者が大きな興味を寄せています。NANDフラッシュ・メモリ・メーカーやその制御LSIベンダーをはじめとする半導体メモリ業界です。最大の理由は,パソコンで利用するストレージ装置がSSD(solid state drive)かHDDかをWindows 7が認識できるようになることにあります。「Windows XP」や「Windows Vista」といったこれまでのパソコン用OSは,HDD向けに最適化されていました。すなわち,Windows XPやWindows Vistaでは,SSDを利用しても,HDDと認識していたわけです。 Windows 7では,この状況が変わります。ようやくSSDをSSDと認識するわけです。あるメモリ技術者は「SSDは