リコーは1日、HOYAのデジタルカメラを主力とする「イメージング・システム」事業を買収すると発表した。 「ペンタックス」ブランドで知られるHOYAの一眼レフ技術を取り込む事で、競争が激化するデジタルカメラ市場で生き残りを図る。 HOYAは新設する子会社にイメージング・システム事業を承継させ、10月1日をメドに新会社の全株をリコーが取得する。 コンパクトデジタルカメラの市場占有率は、HOYAが8位でリコーが9位。両社を合わせた市場占有率は7%程度となる。
リコーは1日、HOYAのデジタルカメラを主力とする「イメージング・システム」事業を買収すると発表した。 「ペンタックス」ブランドで知られるHOYAの一眼レフ技術を取り込む事で、競争が激化するデジタルカメラ市場で生き残りを図る。 HOYAは新設する子会社にイメージング・システム事業を承継させ、10月1日をメドに新会社の全株をリコーが取得する。 コンパクトデジタルカメラの市場占有率は、HOYAが8位でリコーが9位。両社を合わせた市場占有率は7%程度となる。
握手を交わすリコーの近藤史朗社長(左)とHOYAの鈴木洋・最高経営責任者=東京都内で2011年7月1日、竹地広憲撮影 リコーは1日、HOYAが「ペンタックス」ブランドで展開するデジタルカメラ事業を10月に買収すると発表した。コンパクトカメラ中心のリコーは知名度の高いペンタックスの買収により一眼レフカメラに参入し、デジカメ事業をてこ入れする。デジカメ市場はメーカー乱立と価格下落で競争が激化しており、再編機運が高まる可能性がある。 「デジタル分野を成長させ、リコー、ペンタックスらしいカメラを作る」。東京都内で1日、記者会見した近藤史朗リコー社長は、カメラ事業を強化する考えを強調した。同席した鈴木洋HOYA最高経営責任者も「大事な事業をリコーに育ててほしい」と応じた。 リコーは、HOYAが近く設立するカメラ事業の新会社の全株式を10月に買収する。買収額は公表していない。ペンタックスのブランドは存
「リコーは強い戦略的意志を持って臨んでいく」──7月1日にHOYAから「ペンタックス」ブランドのカメラ事業を買収すると発表したリコーの近藤史朗社長は、カメラ事業の強化に注力していく考えを示した。ペンタックスが持つ3種類のレンズマウントを「ものすごく強い資産だ」と評価し、ペンタックスブランドを維持しながらレンズ交換式カメラに力を入れていく方針。「3年くらいの間には1000億円を超える事業に育てたい」と意気込む。 買収は10月1日付けで行う。HOYAは、ペンタックスブランドでデジタルカメラ、交換レンズ、関連アクセサリー、セキュリティカメラ、双眼鏡など光機製品の開発・製造・販売を展開するHOYAの「PENTAX イメージング・システム事業」を、HOYAが新設する新会社に吸収分割・事業譲渡により承継させ、リコーが新会社の株式を100%取得する形で買収する。買収金額は非公開。 リコーはペンタックス事
リコーは7月1日、「PENTAX」ブランドを手がけるHOYAのデジタルカメラ事業の買収を発表した。 HOYAが新設する子会社へ、HOYAのPENTAX イメージング・システム事業を譲渡継承し、リコーがその新設会社の発行済み株式の100%取得する。買収金額は非公開。新会社の人事は未確定だ。PENTAXブランドは存続する。 リコーは複合機やプリンタをはじめとしたオフィス向け画像処理機器を主な事業基盤とするが、「GR DIGITAL」「GXR」など高級製品を中心としたコンシューマ向けデジタルカメラ事業も手がけている。ただ、同社では現状、コンシューマ事業領域はいまだ基盤の確立までに至っていないと認識しており、「長年の課題」(リコー 代表取締役 社長執行役員 近藤史朗氏)であるコンシューマ事業の確立のため、PENTAXの買収に踏み切った。
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