最近シーズン2のテレビ放映がが終わったイスラエルのドラマ「Fauda」について、多くの人が周囲で見ているし、メモしておきたい。私がこのドラマを遅ればせながら見始めたのは、昨年(2017年)大晦日に二期の放映が始まった後、それまではアラビア語を聞くと身構えていたイスラエルのフツウのティーンエージャーが、このドラマのおかげでアラビア語はかっこいいと思い始めたというウワサを聞いたからだ。実際このドラマで話される言語はほとんどがアラビア語で、それにヘブライ語の字幕がつくという異例の仕様である。一期のストーリーはWikiでも出ているので、だいたいのことは分かります。基本は、イスラエル軍の特殊部隊で、アラビア語を話し、アラブ人に変装する人々が西岸地域に潜入し、一期ではハマスと、二期ではそれに加えてISと対峙するうちに、多くの命が失われ、またロマンスや家族愛、複雑な感情の揺らぎ、アイデンティティへの疑問