軟弱地盤未着手、移設見通せず 土砂投入から4年―沖縄・辺野古 2022年12月14日20時16分 米軍普天間飛行場の移設に向けた工事で、土砂が投入され埋め立てられた名護市辺野古沿岸部の南西側(左奥)と軟弱地盤が見つかった東側(右手前)=2月25日、沖縄県名護市 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画を巡り、政府が名護市辺野古沿岸部に土砂を投入してから14日で4年となった。政府は埋め立て予定海域の一部を陸地化した一方、軟弱地盤が広がる辺野古崎東側の埋め立てには依然着手できていない。移設反対を堅持する県に対し、政府は工事を淡々と進めているが、完成時期は見通せないままだ。 抗議の中、続く土砂搬入 辺野古の工事現場―沖縄 埋め立て予定面積の3割弱に当たる辺野古崎南西側では、昨年4月に陸地化が完了。沖縄防衛局は土砂を着々と搬入し、南西側のかさ上げなどを進めている。ただ、今年11月末時点の土砂投