鶴見俊輔85歳、その根の哲学をさらに深く掘り起こす。 太平洋戦争直前の米国留学のなかで、初めて接したプラグマティズム。 開戦、米国の監獄、そして日本軍の一員としての戦争体験。 敗戦後まもなくの「思想の科学」創刊、最初の著書『アメリカ哲学』(1950年)刊行── そこから半世紀をつらぬいて、考え、行動し、学びなおされてきた、この人の〈抵抗〉〈多元主義〉〈ひとびとの哲学〉とは? 時間の厚みをとらえて練り あげられた初の講義と、未来へむすぶ50歳年少の市民たちとの寺子屋的問答。 85歳、さらなる冒険へ。 2007年6月中旬刊行 定価2,530円(本体2,300円+税) 四六判並製、288ページ この書籍は書店での販売をしておりません。 SUREへの直接注文にてお求めください。 刊行のごあいさつ 京都在住、今年85歳の鶴見俊輔さんの哲学は、子どものときに抱いた問いを手放さず、それに答えつづけようと