40代を超えても脳が若い人、老化がどんどん進む人がいる。その決定的違いとは? 「脳をダメにする根本原因があるんです」と言うのは「脳の学校」代表の加藤俊徳氏だ。セブン‐イレブン限定書籍『45歳から頭が良くなる脳の強化書』からその驚きの仕組みを特別公開する——。(第1回/全3回) ※本稿は、加藤俊徳『45歳から頭が良くなる脳の強化書』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 「若いころは頭がもっとシャープだったのに…」 「最近、もの忘れが多くなった」「人の名前が覚えられない」「まったくアイデアが浮かばない」「集中できない」……40歳を過ぎてこんな実感をしたとき、あなたは「もう歳だからしょうがない」と考えてはいないでしょうか。でも、それは間違いです。 加齢によって脳の中の神経細胞が減ったり、記憶に関係する「海馬かいば」という部分が萎縮したりすることは現実としてあります。でも、脳の機能低下の
記憶術や記憶法の関連書籍を探しているときにたまたま、『誰でもできるストーリー式記憶法』(参照)という本を見つけて関心をもった。記憶術には物語法というのはあるが、本来関連の薄いアイテムをこじつけて物語にするという手法で、物語記憶自体を記憶法として正面から扱った本というのを知らなかったからだ。基本的に、記憶術や記憶法の書籍は、図式的に理解するか、あるいは視覚的に情報を圧縮するか、無理やり物語を作るか、あるいは語呂合わせや歌詞にする、というのが多い。 表紙には若い女性の写真があり、その人が著者なのだろうと紹介文を見ると、一時期ネットでも話題になっていた人だった。名前と顔と著作が私には結びついていなかった。著名人らしい。たまたまこの本を読んでいるとき、のぞき込んだ人が、その人知ってるよ、勉強法ついての本読んだことがある、と言っていた。 内容。ハウツー本としてよく編集されているが、基本、時系列に物語
今年も残すところあと1ヶ月となり、年忘れという言葉も聞こえてきた。皆さんにとって2014年はどのような年であっただろうか?そして来たる2015年のことを考えた時に、どのような感情が沸き上がってくるだろうか? 年の瀬ともなると、私たちは過去の出来事を頭の中で再現し、その情動を元に未来へ思いを馳せる。年を忘れるというくらいだから、辛かったことや不安な出来事を思い出す方も多いのかもしれない。いずれにせよ私たちは「今」という瞬間を疎かにするくらい、記憶というものに縛られながら生きている。それならば未来もなく過去もなく、現在進行形しか存在しない世界に行けば、不安を取り除くことは出来るのだろうか。 1953年、一人の男がてんかん治療のための脳手術を行った。左右の内側側頭葉を摘出するという実験的な手術であったものの、発作は無事に抑えられるようになる。しかしこの手術は、関わった全ての人にとって決して忘れら
日ハムの新庄選手が引退を表明した。という出だしで始めてみたが、これから書くことにはあまり関係ない。いままで当たり前のようにできてたことができなくなる、当たり前のようにあったものが身の回りからなくなってゆく、そしてそれがもう自分の力ではどうしようもないレベルまできてしまったとき、人はどうやってその現実を受け入れ、今まで生きてきた当たり前の世界と決別を果たすのだろう。受け入れるために何を捨て、何を諦め、受け入れたことで何をなくし、そして何を新たに獲得してゆくのだろう。 数年前、日帰りのつもりで漁に出たまま黒潮に流され37日間の漂流生活を余儀なくされた武智三繁さんというおっちゃんがいた。覚えているだろうか。救出後の記者会見で「人間て、なかなか死なないもんですねえ」と飄々と語り、同席した記者の爆笑を誘ったアノ人だ。昨年、作家の吉岡忍氏が漂流してる間のことを武智さんにインタビューしてまとめた本が出版
読み応えのある本だ。新書版で上下600ページ近く。それもやさしい本ではない。しかし、『科学を楽しみ、神経系がどのようにして学習し、記憶するかについての驚くべき新発見に興味を持つ一般読者』を想定して書かれたというこの本のもくろみは十分に達成されている。 専門用語がたくさん出てくるので、本屋さんでこの本をぱらぱらっと見たら、それだけで尻込みしてしまうかもしれない。しかし、内容がステップワイズに説明されていくので、最初から読んでいけば、生命科学についての知識がなくとも大丈夫だ。最後まで読めば、記憶について最先端の神経科学が理解でき、おおいなる知的満足感にひたることができる。 記憶の研究は、哲学にはじまり、心理学から生命科学へと移ってきた。しかし、ひとことで『記憶』といっても、何種類もに分けることができる。そのことは、カナダの心理学者ブレンダ・ミルナーによる、ひとりの健忘症患者、世界でいちばん有名
考える生き方 作者: finalvent出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2013/03/11メディア: Kindle版 クリック: 12回この商品を含むブログ (17件) を見る 仕事・家族・恋愛・難病・学問、そして「人生の終わり」をどう了解するか。ネット界で尊敬を集めるブロガーが半生と思索を綴る。 Amazon CAPTCHA 本書の著者であるid:finalventさんは、はてなダイアリーとココログでずっとブログを書いていてわたしも拝読しています。 finalventの日記(はてなダイアリー) 極東ブログ(ココログ) 著者のブログは政治や科学、料理、書評といった幅広い題材に言及する内容であり、切り口や踏み込み方、語り口がおもしろくていつも楽しみにしています。わたしは映画と本と走ること以外にはあまり興味をもたないのですが、そんなわたしでも興味を惹かれるくらいに読みやすく楽しい
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