中国での情報統制と撤退問題が話題となるGoogleだが、実はいま同社にとって最も頭痛の種はヨーロッパかもしれない。欧州各国はGoogleのシェア拡大に危機感を抱いており、その影響力を抑え込もうと、プライバシー保護と著作権問題の観点から、さまざまな規制を模索していると言われる。イタリアでは、YouTubeなど動画投稿サイトに対してTV局と同様の法的責任を負わせ、免許制へと移行する法案が可決されようとしている。 米Wall Street Journalの2月3日付けの記事「Italy Plans to Extend TV Rules to Web Videos」によれば、イタリア政府はTVなど放送局に適用している法律の適用範囲を、YouTubeなどのインターネット上の動画サイトにまで広げるよう模索しているという。法案は早ければ今月内にも成立するとみられ、もし施行された場合、イタリア国内での動画