フランスでは10月7日のハマスのイスラエル襲撃以降、反ユダヤ主義的な行動が増加している。こうした事態を受けて上下院の議長らは、フランスの「共和政」の価値を支持し、反ユダヤ主義を否定するよう求めるデモを呼びかけた。パリでは12日午後、このデモに数千人が参加した。
1938年にドイツで起きたユダヤ人迫害事件「水晶の夜」から85年目を迎えた日に、ベルリンのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)で式典に出席するオラフ・ショルツ首相(2023年11月9日撮影)。(c)JOHN MACDOUGALL / POOL / AFP 【11月10日 AFP】国連人権理事会(UN Human Rights Council)は9日、スイス・ジュネーブでドイツについての普遍的定期的審査(UPR)を実施した。イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の紛争について、イスラエル支持を明確に打ち出す一方、国内でパレスチナ支持派の抗議活動を禁止するドイツの姿勢に対し、主にイスラム教国から非難が相次いだ。 UPRは国連加盟国(193か国)の人権状況を評価するもので、すべての国が4年ごとに審査を受ける。 ドイツは今回、断固として人権を尊重する姿勢を広く評価されたが、ガザ紛争を
記者会見に出席するブリンケン米国務長官=8日、東京都内/Richard A. Brooks/AFP/Getty Images (CNN) 米国のブリンケン国務長官は8日、パレスチナ自治区ガザ地区での停戦について、反対する姿勢を強め、「即時の停戦を求める人々は、停戦がもたらすであろう受け入れがたい結果にどう対処するのか説明する義務がある」と述べた。 アラブ諸国の多くが停戦を呼び掛けており、米国など主要7カ国(G7)のメンバーは地域の友好国と対立状態に陥っている。 ブリンケン氏は日本で開催されたG7外相会合後の記者会見で発言した。今回の発言は、これまでよりも踏み込んだものとなった。ブリンケン氏は一貫して、米国が停戦を支持しないと述べてきた。ブリンケン氏によれば、そうした無期限の戦闘停止によって、イスラム組織ハマスは組織を再編し、再びイスラエルを攻撃することが可能になるという。 ブリンケン氏は、
(CNN) 米下院で7日、パレスチナ系のラシダ・タリーブ議員(民主党)がイスラエルを批判した発言をめぐる問責決議案が提出され、8日に採決が行われる見通しとなった。 タリーブ氏は米議会初のパレスチナ系女性議員。決議案をめぐる審議の中で改めてパレスチナ支持を訴え、「こんなことを言わなければならないとは信じ難いのですが、パレスチナの人々は消耗品ではありません」と発言して言葉を詰まらせた。 同僚議員が立ち上がってタリーブ議員の肩に手を置き、長い沈黙を経て落ち着きを取り戻したタリーブ議員は「私たちは人間です。皆さんと同じように」と続けた。 「(自身の祖母も)ほかの全てのパレスチナ人と同じように、ただ当たり前の自由と尊厳を持って生きたいだけなのです」 「私にとっては、パレスチナの子どもが泣き叫ぶ声もイスラエルの子どもが泣き叫ぶ声も同じように聞こえます。なぜパレスチナの子どもの泣き叫ぶ声が、皆さんには違
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