もしも二足歩行者がマイノリティーだったら――そんな車いすユーザーが多数になった社会を疑似体験できるレストランに行ってきました。自分の足で歩ける人は、このレストランに入店した途端に障害者として扱われます。筆者はあまりにも胸苦しくて、途中で泣きたくなりました。どんな体験だったのか、レポートしていきましょう。 バリアフルレストランへようこそ! まず、入店前に「車いすユーザーが暮らしやすい環境とは?」を考え、記入するよう促されます。あとで役に立つので、みなさんもここでいくつか考えてみてください。筆者は「段差がない」「商品棚が低い」……などなどを紙に記入しました。 「車いすユーザーが暮らしやすい環境とは?」をみんなも考えてみよう そして、レストランに入店します。レストランのオーナーを務めるのは車いすYouTuberの寺田ユースケさん。「いらっしゃいませー」と出迎えてくれます。ところが入口が低い。二足
1月15日、ツイッターの「日本のトレンド」に「あぶらとり紙」が載りました。突如現れた「あぶらとり紙」というキーワード。これは一体、何を意味しているのでしょう。 「あぶらとり紙」についてツイートしているのは主に女性。拡散されているのは次のような内容です。 「女性専用車両にあぶらとり紙が散乱している」デマを広げたいおじちゃんたち、今どき使い捨てで持ち歩かなくてもあぶらとりもメイク直しもできる一石二鳥のコンパクトとか売ってるのに知らなくて可哀想 出典:https://twitter.com/Sac_SN/status/1217266509136842752 タピオカに並ぶバカ女ーとか女性専用車両はあぶらとり紙が散乱する地獄だーとか女性は愚かだって記事は一体誰に需要があるんだい書くことないなら猫かわいいにすればいいのに 出典:https://twitter.com/yamanobejin/stat
東大バイトテロ、[Apology] 、過学習……と、令和元年末の1ヶ月あまりで多数の流行語を生み出したのが、東京大学情報学環特任准教授(特定短時間勤務有期雇用教職員)、大澤昇平氏のTwitterでの暴走だ。今年9月に「東大最年少准教授」の肩書きを名乗って刊行した著書『AI救国論』(新潮社)がヒットし、非正規職員とはいえ日本で最高峰の大学でポストを得ていた若きAI研究者の奇行と没落を、複雑な気持ちで眺めていた人も多いことだろう。 ことの発端は比較的些細なことだった。11月11日、大澤氏は自身のTwitter上で、P2PソフトWinny開発者の金子勇氏(故人)を「犯罪者」と投稿。だが、このWinnyはユーザーによる著作権侵害が多発したツールだったものの、開発者の金子氏については2011年に最高裁で無罪が確定していた。現在、金子氏は日本のIT戦略の保守性ゆえに悲劇的な運命をたどった天才だったと評
俺のフェミニズムと、JJがジャンプに聞きたいこと https://www.gentosha.jp/article/14318/ 上記を読んで。 おれは映画は好きだし、アメコミも多少は読む。 海外ドラマはあんまり見ない。 漫画は、最近はあんまり読まないけど相当読むほう。 といった前提で、まあ、言うけどさ。 「ジャンプに差別や偏見と戦う象徴になってほしい」? 「大人の責任を果たしてほしい」? マジでマジでマジで、マジで最近のジャンプ読んでないな? ていうか漫画読んでないな? 例えばジャンプで連載してるワンピースっていう日本で一番売れてる漫画があるんですけどね、 その中に「魚人島編」っていうのがあるんです。 そのなかで 「人間から差別されている魚人という種族の英雄が、 差別されてきた魚人の仲間たちや奴隷となっている他の人々を救うために蜂起する」 「英雄は戦いの中で命を落とす。死因は『人間からの献
東京大学大学院情報学環特任准教授の大澤昇平氏(@Ohsaworks)が、11月20日にtwitter上で行った差別発言について書きます。この件については、11月24日に情報学環長名ですでに以下のような文書が出されています。 しかし残念ながら、上記の文書からは誰がどのような言動を行い、それがなぜ問題なのかということがわかりません。筆者(明戸)は現在同じ大学、同じ部局の特任助教であり(ただしプロジェクト雇用なので部局そのものの運営等には関わっていません)、また差別やヘイトスピーチにかかわる研究者でもあります。こうしたことをふまえて、ここでは明戸個人の立場から、今回の経緯および論点を整理し、自身の立場を明らかにしておこうと思います。
最初にお詫びしたいことがあります。 先日、石川優実さんとわたしの違いを考察している方に対し、この連続ツイートをしたところ (※1つの文章です。文字数制限で2つに分けて投稿していますが、どちらか1つだけで成立するものではありません。) 多くの方より、厳しいご意見をいただきました。 観測範囲がわたし個人の見てきたものだけなので、固定観念は「ない」ではなく「ほとんど」なかった、連ツイで「今も入試(※医大入試の件です)や就職試験で女性差別する人たちは生きている」と補足説明しているので誤りではないのですが、やはり読後の印象として、いま現在進行形で差別されていると感じる方たちに取っては、「自分の被害を無かった事にされるのではないか」という不安を与えてしまう書き方だったと思います。 なので「社会にまだ差別意識は根強く残っているが、わたしのまわりにそこまで女子を馬鹿にしたり、差別意識を持っている男子はいな
レペゼン地球炎上問題数ヶ月前、レペゼン地球という音楽グループがセクハラ騒動で大炎上したことがあった。私もこの件については一通り目にしてとても差別的だと思ったし、炎上後もどんどん煽っていくスタイルに嫌悪感を覚えた。ドーム公演が中止になったと聞いたときには正直「ざまぁ」とスッキリした。 まあ、Twitterの噂も72時間、ということでそのうち忘れていたわけだけど、本日、HUFFPOSTからDJ社長がどういう意図をもって「でっちあげセクハラ炎上」をしたのか、というインタビュー記事が出た。 記事を読む時間がない人のために簡単に要約すると「面白いと思った」ということだ。本当にそれだけのようだ。そして、(本当にこのインタビューの通りのことを思っているなら)「#metoo」や「セカンドレイプ」という言葉も知らなかったそうだ。 インタビュアーの白河桃子氏は男女共同参画やセクハラについて積極的に世間に発信し
帝産湖南交通(滋賀県草津市)の路線バスに乗ろうとした車いすユーザーの男性が運転士に「乗車拒否」されたとして、同行していた女性が対応の改善を訴えた。「次のバスに乗ってくれ」と言われたが、そのバスが乗り場に来るのは40分以上後だった。 J-CASTニュースの取材に女性は「車いすユーザーのお客さんに不利益を強いていることを認識していない」とバス側の対応を問題視。帝産湖南交通は該当の運転士に聞き取りをしたとして「不適切な言い方だった」と話しつつ、当時の状況を明かした。バス乗り場で何が起きていたのか。双方に話を聞いた。 「スロープの出し入れの仕方が分からない」 「乗車拒否にあった」。ツイッターで2019年7月3日にそう投稿したのは、障害学が専門の龍谷大学非常勤講師・松波めぐみさん(51)。この日は、NPO法人障害者自立生活センター・スクラム(大阪市)のスタッフで、脳性まひのため車いす生活を送る酒井建
美容師、パイロット、検事...。かつてキムタクがドラマで演じたキャラクターの職業が、「なりたい職業ランキング」に必ずランクインしていたのを覚えているだろうか。それまで注目を集めなかった職業であればなおさら、人気ドラマに取りあげられるだけで何百万人という視聴者が抱いていた偏見を変えてしまう。たとえば「検事」という職業が全国的に「イケメン」というイメージと結びつくとは、ドラマ『HERO』放送前の検事たちはまったく想像もしていなかっただろう。 ドラマが描く仕事内容に不満を持った検事・美容師・パイロットはいたかもしれない。だが、それを除けば自分たちの職業が題材になることを喜んだのではないだろうか。自分に直接のメリットがなくても、テレビに登場することで自分の職業が社会から価値を認められている、という感覚を得られるからだ。 これは職業だけに限らない。身体的な特徴や性別、年齢、出自、性的指向、疾患、障が
我輩は弱者男性である。 高卒、特技なし、彼女なし、金もなし。その上ブサイク。昔は女が憎くてたまらず(それなのに優しくされたくてたまらず)ネットで女叩きをしていた。すまん。でも35歳を過ぎた頃から、憎しみが薄れたというか、女を憎むことにさえエネルギーを注げなくなった。「こんな思いをするなら草や花に生まれたかった」と言ったオタクがいたが、今の自分は草花状態。自分で望んで枯れることもできず、ただ毎日を生きている。 支え合う女もいないが、別に支え合うのは女でなくてもいいと、最近になってようやく気づいた。でも強者男性は弱者男性に興味がない。いや、興味がないフリして嫌悪している。 自分は女にも男にもいじめられたことがあるが、どちらも違ったキツさがあった。女はメンタル専門の殺し屋だが、肉体的には弱いので、ある意味安心感がある。中学時代のウシジマくんが敵の集団に対峙した時、カッターを持って「最初のひとりは
metooムーブメント以降、ネットでは様々な立場の弱者やマイノリティが、告発や啓蒙を活発に行うようになった。 「同性愛者は権利を認められていない、法律を変えてほしい」 「女性はこんなに差別されている、男女差別をなくしてほしい」 「化学物質に過敏な人もいる、香水をやめてほしい」 わたしは平和主義者である。だから、こういうムーブメントが、大嫌いだ。 この記事では、ムーブメントを助長させる「共感」の有害性について論じたい。 根拠1:「共感」は、人間の視野を狭める 冒頭で述べたような人たちを、私は「わかってちゃん」と呼んでいる。私を含むメンヘラを揶揄する表現である「かまってちゃん」の亜種である。 「わかってちゃん」は、大衆にとって可哀想に見えるという特徴を持つ。 大衆にとって可哀想に見えるとは、どのような意味か?例を挙げて説明しよう。 【ケース1. 大衆にとって可哀想に見える人の例】 たとえば、不
5月に入ってから、twitter上ではヴィーガンを攻撃するようなツイートが、目立って増えてきている。なぜ突然そのような現象が起きたのか。一説では、まとめサイト(アフィリエイトサイト)における仕掛けがあるという。 話に聞いたところ、反ヴィーガニズム、どうやら匿名掲示板、アフィブログ、Twitterが連動して盛り上げてるみたいですね。 特に匿名掲示板では3月中旬から同じIDで立てまくってるやつがいる、と。 アンチフェミなどと同様で、恣意的な流れを作って誘導してる輩がいるようで。 — 孔悠鬼 (@kongyouguai) May 20, 2019 真偽のほどはさだかではないが、たとえきっかけがまとめサイトのアクセス数稼ぎにあったとしても、けして彼らを「アフィブログに釣られた情弱」とバカにしてはいけない。むしろ日本twitterにはヴィーガンに対して進んで攻撃的な態度をとるようなユーザーが潜在的に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く