「甘い」だけの女なんてまっぴら! でも「辛い」だけの女にもなりたくない。そうつぶやきながら甘いファッションと辛いファッションの両軸を行き来して半世紀。結論は、「どちらに転んでもいいのだ。だって毎日違う自分でいてもいいのだから」。甘い服と辛い服をMIXするのは楽しい作業。その日の気分で思いのままに調合しよう! ■可愛くいくか、カッコよくいくか、それが問題だ 甘くて可愛い服がいいか、辛くてカッコいい服がいいか。 私は、その間を行ったり来たりして 悩んでいた時代があった。 カーキ色カーゴパンツにジャケット、というスタイルの服を着ていると、優しいモヘアのニットを着ている友人に比べ、あまりにも自分に女らしさが足りないような気がして惨めに感じた。 逆に、レースのブラウスにふんわりスカートといういでたちの日には、ブラックスキニーにゴツめなブーツ、シンプルなTシャツという女性がカッコいいなあと感じた。彼女