ハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げから27年目を迎えた。記念日のお祝い画像として、渦巻銀河のペアの画像が公開された。 【2017年4月25日 HubbleSite】 1990年4月24日、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)がスペースシャトル「ディスカパリー号」によって打ち上げられた。 地球の大気の影響を受けずに観測が可能なHSTは、近紫外線、可視光線、近赤外線で宇宙からの光をとらえる。HSTによる数々の発見で、天文や天体物理の分野には革命的ともいえる大きな変化がもたらされてきた。 打ち上げから27年間が経ち、HSTは100万回以上の観測を実施してきた。そして今でも同望遠鏡は、宇宙のすばらしい光景を見せてくれている。 今回、27周年記念画像として公開されたのは、2000個もの銀河が含まれるおとめ座銀河団に属する(領域としてはかみのけ座の中にある)、約5500万光年彼方にあるペアの銀河だ。いずれも渦巻銀河