物事を多面的にとらえることが知性を育む上で大切なのは、誰一人否定されないと思います。農薬についても同様で、生物の進化の歴史を知ることが農薬についての理解を深めることもあります。 これまで「農薬と無農薬」という視点から、盲目的に無農薬を信じることの危険性や、毒性評価の視点から人に対する安全性について考えてきました。 そして、今回は「なぜ農薬が必要になったのか」、植物と人間の歴史からひも解いてみたいと思います。 【参考】これまでの記事 ・安全のための無農薬なんて「馬鹿のすること」? http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45802 ・「農薬じゃない」毒物を平気でまき散らす無農薬信者 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46089 「森の香り」は化学兵器だった 心身をリラックスさせる森林浴。森に入って、杉や檜(ヒノキ)など