23歳で傷害事件を起こしますが、仮釈放後、知人の美容師たちと美容室を始めます。ただ、経営者になったのも自らの欲望を満たす、という利己的な考えからだった、と言います。そしてたまたま経営がうまく行って、傲慢になっていました。そんな黒川さんを大きな悲劇が襲います。35歳の時、女手ひとつで黒川さんを育ててくれた母親が急死したのです。 母親の死をきっかけに「職親プロジェクト」に参画 黒川さんは言います。「今までどんなことをしても私を許し、受け入れてくれた母親を、親孝行ひとつできないまま死なせてしまい、後悔と失意のどん底でした。仮釈放の時に迎えに来てくれた母親の寂しそうな顔を思い出し、泣き暮らす日々でした。でも、このまま後悔していても母親は生き返らないし、今の姿を見たら悲しむだけだ。それなら、母親が喜んでくれる生き方をしよう、と決意しました」。 そんな思いを持って行動すると、出会う人や環境が変わってい
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
さまざまな事情で家族と暮らせない子どもたちが生活する児童養護施設。高校卒業と同時に「自立」を迫られ、施設を巣立ちゆく子どもたちを支える取り組みが広がっている。 一人暮らしの初期費用、計算すると 福岡市東区で1月、福岡県内の児童養護施設で暮らす高校3年生15人を集めたワンステップセミナーがあった。テーマは一人暮らしの準備。物件情報や家電価格表を元に初期費用を計算してみた。 女子生徒(18)は一人暮らしを始めるにあたり、28万9800円かかる計算に。「洗濯機などが高く、想像以上。やばい」。別の女子生徒(18)は「敷金や礼金があることは施設で教わったが、リアリティーがなかった。具体的で役に立ちそう」と話した。 児童養護施設は、原則18歳で退所しなければならない。多くの人がよりどころとする家族に頼れない退所者は、孤独になりがちだ。 セミナーを主催するNPO・国際教育支援機構スマイリーフラワーズ(福
毎朝8時15分には、デイサービスを提供する専門店内でスタッフと一緒にラジオ体操を行う。病院の処方箋を受け付ける「イオン薬局イオンスタイル君津」には、血圧計や血管年齢計を設置する。測定結果をもとに薬剤師などのスタッフが健康に関するアドバイスを行う。 各種健康セミナーも充実している。「いきいき! 健康講座」「今日からできる口腔ケア講座」「シニアライフ健康塾」「転びにくい身体をつくる体操教室」をイートインコーナーなどで実施する。 高齢者向けの特別な買い物カートを全国のイオンタウンで初めて導入する。名称は「楽々カート」。カートに体重を傾けながら歩く構造になっており、足腰の負担が軽減できる。買い物支援とリハビリを融合させたサービスを提供するという。 ショッピングセンター内の専門店も健康応援メニューを提供している。カラオケまねきねこは「歌って健康!朝うた」という朝だけのプランを用意する。ヤマハ音楽教室
バスを乗り継ぎ買い物 若い人を中心にインターネットによる商品購入が増えている。 総務省の「情報通信白書」は、2人以上の世帯におけるインターネットを使って注文した世帯の割合が、2002年の5・3%から16年には27・8%に伸びたことを紹介している。16年の1世帯当たりの月間支出額は3万678円に上った。 インターネットを自在に使いこなしてきた世代が高齢になれば、高齢者向け商品の利用がさらに伸びよう。 インターネット通販に関しては、「買い物弱者」対策になるとの期待も大きい。 国立社会保障・人口問題研究所の「日本の世帯数の将来推計」によれば、世帯主が65歳以上の世帯は2015年の1917万9千世帯から、2040年には2242万3千世帯に増える。 高齢でマイカーを運転できなくなると、途端に行動範囲が狭まる。一方、人口減少が進んだ地方では商店の廃業や撤退が進み、ちょっとした買い物でもバスを乗り継いで
四国電力は清掃や買い物代行など生活の困り事解決を支援するサービスに参入する。専門ノウハウを持つ愛知県の企業と連携し、4月に高松市内に1号店を出す。2年程度かけてニーズや採算性を見極める。電力の小売り全面自由化時代に入り、本業の電力販売は競争が激しい。今後の成長につながる新たな事業モデルとして育成を目指す。4月に開業するのは「ベンリーよんでん栗林店」。生活支援サービスのベンリーコーポレーション(
高齢者の孤立を防ごうと、自治体などが退職後の世代を対象に様々な講座を開いている。男女とも平均寿命が80歳を超え、60歳で定年退職すれば、20年以上の時間がある。講座を通して緩やかな人間関係をつくり、「地域デビュー」を後押しする狙いだ。 1月の平日朝、兵庫県伊丹市立中央公民館の調理室で三角巾をつけた男性が、パン生地をのばしたり丸めたりしていた。ロールパンとピザを作る講座だ。 「きれいにまとまりましたね」 「俺、才能あるかも」 公民館がシニアの男性を対象に初めて開いた「『さすが!!』と云(い)わせるオヤジさんみがき塾」の最終回。6回の講座で参加費は計1700円。地域デビューに向けた心構えのほか、水回り清掃の仕方なども習ってきた。 この日は50~70代の5人が参加。最年長の土井一雄さん(76)が「顔見知りになってこれでさようならでは寂しい。また集まりませんか」と呼びかけ、後日飲み会を開くことにな
県は8日、多くの住宅に被害が生じる恐れがあるとして、長岡市に県災害救助条例の適用を決めた。栃尾、小国、山古志の3地域の計687世帯を対象に、自力での除雪が難しい世帯などに代わり、市が行った雪下ろしや敷地内の除排雪にかかった費用の半額を県が補助する。適用期間は17日までの10日間。残る半分は市が負担する。 条例の基準を上回る積雪を観測したことから、今季初めて開いた県の豪雪対策本部の会議で長岡市からの要請に応じて適用を決めた。対策本部の本部長を務める米山隆一知事は「県民の安全・安心のために万全の態勢をとる」と述べ、関係機関と緊密に連携するよう指示した。 対象世帯数の内訳は栃尾457、小国132、山古志98。同条例の適用は長岡(山古志・川口地域)と上越、十日町の3市10地域を対象に平成27年2月に実施して以来、3年ぶり。過去10年間では5回目という。 長岡市は市役所で豪雪対策本部会議を開き、被害
立ち往生した車やトラックと、その周りを雪かきする運転手=福井県坂井市で2018年2月7日午前8時10分、大森治幸撮影 福井県や石川県など北陸地方では7日も雪が降り続いた。国道8号の福井県坂井市周辺の車の立ち往生は依然解消のめどが立っていない。また、記録的な豪雪は、スーパーやコンビニで品薄状態が続き、患者が病院にたどり着けないなど、市民生活を脅かしたほか、企業の生産活動にも影響を及ぼしている。 住民ら雪かき手伝う 福井県北部の国道8号で続いている車の立ち往生現場では7日、地元の企業や住民らが協力する姿が各所で見られた。 近くに工場のある「オーカワパン」(坂井市)と、「山崎製パン」(東京都)は、配送が困難になった菓子パン計3万2000個を現場近くに搬入。4個ずつ袋詰めして、県職員と自衛隊員が飲み物と一緒にドライバーに手渡した。
ヤマト運輸は、豊田市、豊栄交通と連携し、足助(あすけ)地区と稲武(いなぶ)地区を結ぶコミュニティバス「とよたおいでんバス」で客貨混載を開始した。コミュニティバスを使った客貨混載は全国で初めて。 今回の取り組みは、過疎化や高齢化が進む中山間地域でのバス路線網維持と物流効率化による、地域住民の生活サービス向上が目的。 愛知県豊田市の稲武地区など中山間地域では、通学や通院、買い物などで路線バスの重要性が高いが、高齢化や過疎化で路線バス事業の経営が悪化、バス路線の維持が困難になりつつある。 ヤマト運輸は昨年7月1日から中部運輸局が開始した「みんなの交通応援プロジェクト Ex」に参加し、支援認定第1号として昨年8月9日から豊田市が運営し豊栄交通が運行するコミュニティバス「とよたおいでんバス稲武・足柄線」で客貨混載の実証実験を実施した。効果が見込まれることから本格運用を開始する。 座席の一部を荷台スペ
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