障害者団体によるNPO法人「DPI日本会議」(千代田区)は、出生前診断や尊厳死、就学や就労など、障害者にかかわるさまざまな課題を一問一答形式でまとめた「知っていますか? 障害者の権利一問一答」(解放出版社)を出版した。高校生にも分かりやすい内容を目指し、当事者や専門家約30人が、25項目について説明している。障害者差別解消法が昨年4…
障害者団体によるNPO法人「DPI日本会議」(千代田区)は、出生前診断や尊厳死、就学や就労など、障害者にかかわるさまざまな課題を一問一答形式でまとめた「知っていますか? 障害者の権利一問一答」(解放出版社)を出版した。高校生にも分かりやすい内容を目指し、当事者や専門家約30人が、25項目について説明している。障害者差別解消法が昨年4…
外見からは障害があると分かりにくい人が周囲に援助を求めやすいよう東京都が作った「ヘルプマーク」が、七月にも日本工業規格(JIS)に加わる見通しになった。二〇二〇年東京五輪・パラリンピックに向け、国内の統一マークとして普及に弾みがつきそうだ。 三十一日の経済産業省の有識者委員会で、JIS改正案に盛り込むことが決まった。今春開かれる国の審議会やパブリックコメントの手続きを経て正式決定され、早ければ七月にJISに加えられる。 ヘルプマークは義足を利用する人や内臓の機能障害がある人らが必要な援助を得やすくなるよう、一二年十月に都が作った。車両の優先席付近に説明を掲示し、マークをかたどった赤い樹脂製のひも付きカードを都営地下鉄やバスの営業所で無料で配布し、昨年末までに十六万人が受け取った。
「黄色い線までお下がりください」。通勤や通学の際に、駅でこんなアナウンスを聞いたことはありませんか?首都圏のいくつかの駅では、このほか「黄色い線の内側までお下がりください」などともアナウンスしています。この黄色い線を、黄色い点字ブロックと正確な表現に改めて、アナウンスをする鉄道会社が出始めています。その背景を取材しました。 違和感を感じたことはありませんか?足元にあるのは、線ではなく、視覚に障害のある人のための点字ブロックです。線とは呼べないほどの幅もあります。 点字ブロックを線と表現することについて、ツイッターには「電車が来るときに黄色い線の内側にというけど、黄色い点字ブロックはあるのに、線はない。どこを示しているんだろう」「黄色い線の内側へ下がってお待ちくださいというアナウンス。黄色い線とは点字ブロックのことなのだろうか」など、戸惑いを感じるという人のつぶやきも見られます。 列車が来る
東京・立川のNPO法人など制作 出前講座で活用へ 障害者が生活の中で直面した困りごとや体験をまとめ、ユーモラスなイラストで表現した紙芝居が完成した。障害者支援に取り組む東京都立川市のNPO法人などが制作に関わった。「障害者が感じていることを身近に考えてほしい」と親しみやすい絵柄で表現しており、集会や学校での出前講座で活用していく。 同市では、障害者への差別をなくすため「障害のある人もない人も共に暮らしやすい立川をつくる条例(仮称)」の制定に向けた動きが進んでいる。条例づくりにも関わるNPO法人「自立生活センター・立川」などが条例の必要性や障害者への配慮について関心を持ってもらおうと紙芝居制作を企画。タイトルは「障害者あるある え?そんなことあるの?」と名付けた。イラストは、障害者のヘルパーとして働く伊藤尚子さん(34)が担…
【東京パラリンピックへ】レジェンド選手が集合、新春座談会 「義足とかバスケ用車いすとかが普通に置いてある環境になったら…」 新しい年、2020年パラリンピック東京大会に向けてどんな動きが出てくるのだろうか。昨年のリオデジャネイロ大会から何を学び、何を未来に生かすのか-。新春を飾る日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポセンター)の第5回座談会は、リオ大会に出場した現役選手、過去の大会で活躍したレジェンド選手が集合し現場の視点から語ってもらった。司会は小倉和夫パラサポセンター理事長。熱い議論が展開された。(構成・佐野慎輔、写真・荻窪佳) 小倉 リオ大会の日本での報道をみますと、「よくやったじゃないか」「2020年に向かっていい土台ができた」とおっしゃる方が多い。その通りではありますが、実際には金メダルを一つも取れなかった。国際的な格差、日本の戦略、選手の競技環境など、さまざまな問題も
■舞鶴の社福法人・みずなぎ学園 障害者への理解を深めてもらおうと、社会福祉法人みずなぎ学園(舞鶴市鹿原)が絵本「ぬーたんがとぶ日」を制作した。府の鳥・オオミズナギドリの「ぬーたん」を主人公に飛び立つのが苦手でも、助けがあれば飛べることを表現した。同園の鈴木令子園長は「『ぬーたん』と(登場人物の)少年から支え合うことの大切さを感じてほしい」などと話している。 同学園では、知的障害者ら約250人が通所施設や入所施設を利用。「ぬーたん」は利用者の30代の女性が描いた鳥のキャラクター。利用者が刺繍(ししゅう)などをつくる度に「これ縫(ぬ)うたんや」などと話していることにちなみ、キャラクターを「ぬーたん」と命名した。 オオミズナギドリは舞鶴市沖の国の天然記念物・冠島に生息。地面から飛び立つことができず、斜面を走ったり、高い場所から飛び降りたりしないと飛ぶことができないとされる。 絵本では、ハンディキ
NHKは21日午後10時半、総合で「ココがズレてる健常者 障害者100人がモノ申す」を放送する。障害者らマイノリティーが多数出演するEテレの情報バラエティー「バリバラ」(日曜午後7時)から派生した特番。スタジオに集まった障害者100人が健常者の常識をくつがえす。 番組は12月6日に東京・渋谷のNHK放送センターで収録された。集まった100人の障害はさまざま。車いすでやってきた肢体不自由の人もいれば、知的障害や精神障害がある人も。それぞれが、健常者の配慮が実は過剰だったり、逆に尊厳を傷つけていたりすることを経験を交えて語った。 例えば「無意識で体が動く不随意運動でぶつかってしまった時、自分が謝りたいのに逆に謝られてしまう」「小児まひで言葉が不明瞭なのを電話口でわかったふりをされる」など。また、同じ人間として理解してほしいという思いから「障害者は聖人君子」というイメージを払拭(ふっしょく)する
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く