Webライターの木下です。 第2回は東京都国立市にある社会福祉法人「滝乃川学園」をご紹介します。母体は入所施設ですが、障害者の地域移行を熱心に支援する施設としても知られています。 滝乃川学園が誕生したのは、125年前の明治24年(1891)。知的障害者を支援するという発想がまったくなかった時代に、日本で初めて誕生した知的障害者の施設です。明治期から戦前までは、日本にはまだ現在のような福祉制度などがなく、公的な支援を受けることのない民間施設でした。創立時、東京都北区滝乃川村にあったことから「滝乃川学園」と命名。自然の豊かさを求めて、国立市に移転したのは、昭和3年(1928)のことです。 現在滝乃川学園には障害児と成人の入所施設があり、障害者のグループホームや認知症対応型のグループホーム、地域支援サービスも運営しています。職員数は約200人で、利用者数は300人を超えます。 滝乃川学園で話を聞