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ブックマーク / asaippoi.exblog.jp (6)

  • 浅いっぽい : 女の子の難しさと生きづらさ

    ライトノベル作家、浅井ラボが、テケトーに語ります。他人様の日記がおもしろかったので、論旨転載。 いまの女子ラノベはたったひとつしか売れるパターンがなく「異世界ファンタジーで、誰からも嫌われない性格の特別なスペックもつお姫さまが、完璧な王子さまとラブラブになっていつか結婚する」のだそうです。個人の好き嫌いではなく、統計学的に有効な平均値として、売れるパターンがね。 当人様の日記にあるように、女子読者に多いある程度成績が良い女の子は、現実の人間関係が辛くて、現実っぽいものは嫌い。でも妄想のような夢物語に没入できるほど頭が弱くもない。 能力スペックは嘘すぎるが、性格スペックならまだなんとかなりそうと思える。完璧な王子様というより、世間的には完璧なんだけど内面的に抱えた問題をヒロインの性格スペックが救い、補完することで恋愛となり、それが物語の調和にもなるとは補足。そういう大多数の女の子の欲望

    stella_nf
    stella_nf 2009/08/03
    「女性向けラノベ」が姫嫁路線である一方、児童文学やケータイ小説にそっち方面が少ない件を考察する必要がありそう。というか「女性向けラノベだけ姫嫁路線」な方か。
  • 浅いっぽい : 日常がもはやファンタジー

    ライトノベル作家、浅井ラボが、テケトーに語ります。私は「けいおん」に代表される日常ものがいまいち分からん。 吹奏楽部と軽音楽部だった私でなくても、普通の大人にとっては、過去にあった青春の断片の戯画だし、現役の学生にとってはそれこそちょっと周囲を見ればあるものだ。 つまり空気にしか見えん(水と空気は無料の時代ではないとかは、まぁびっくりするほど関係ないか) 素粒子の起源に迫ろうとし、情報の網が世界を包み、電気自動車が町を走るほどに技術が進歩して、一部の男の子が見たいものが、なんてこともない日常(もちろん戯画的で無毒化された) 家や学校で、もしくは家から出て町に出れば手に入るものを、わざわざ電子やメディアという間接的なものに金を払って手に入れる。 青い鳥の話かよ。 とすると、むしろ、ああいう日常が非日常、欲望の対象であるファンタジーという人がいるのだろう。 http://bizm

  • 浅いっぽい : ザ・スニーカー編集部の謝罪。そして生きていたら元気でね

    ライトノベル作家、浅井ラボが、テケトーに語ります。他人さんからしたらどうでもいいつまらん話。 http://www.sneakerbunko.jp/090430/index.html ↑>謝罪 >2007年に発行した「ザ・スニーカー」数号におきまして、浅井ラボ氏の了解を得ずに原稿や写真を無断掲載した事実がありました。上記過失その他の事情 (編集担当者の度重なる過失、契約終了後の著作物の無許諾利用、原稿返還遅延等)により、浅井氏の弊社に対する信頼を毀損し、『されど罪人は竜と踊る』シ リーズの中断および小学館での再販売に至りました。 浅井氏並びに読者の皆様にご迷惑をおかけしたことをここにお詫び申し上げます。 2009年4月30日 ザ・スニーカー編集部 というわけで二年かけて、殺されそうなのでトンズラした  書店との法的闘争が決着しました。それぞれwebと雑誌で向こうに謝罪させてい

  • 浅いっぽい : 一回だけ本当に真面目な話

    ライトノベル作家、浅井ラボが、テケトーに語ります。娯楽の送り手としては、真面目な話は基的にしたくありません(なぜなら得がないので。真面目に見せかけたおもしろさ、程度はします)  ですが、すでに移籍作業が完了し、人命にも関わることなのでひとつこの場を使いたく思います。  移籍の契機のひとつにもなった  書店時代の元担当氏の話と呼びかけです。    実は  書店での元担当氏は大ミスの連発&いろいろなアレな行為で、一年以上前にリアルに失踪してしまいました(  書店の仕事のできなさと法律の無視っぷりは業界では常識以前ですが)  あまりに歴代及び各種編集者が仕事ができない&違法行為が横行するので、作り手として唯一の例ですが、三年ほど前に最高責任者である井上伸一郎氏が今後このようなことはないと誓約書を出してきました。もちろん最高責任者の誓約書であっても、なにひとつ履行されないまま~。  元担当氏はと

  • 浅いっぽい : 気持ちのいいor悪い物語

    映画 「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」  映画館とDVDで見たけど、テレビでやっていたので見た。  数万のオーク兵。攻城戦での投石器の打ち合い。城門の撃破。武装トロル兵。数千人の騎馬の突撃。ナズグルの飛竜が騎馬兵を銜える。巨象。その牙で飛ばされた騎馬が、また別の象の牙に激突。飛竜の首が切り落とされる。騎馬で走っていって象の足の間を抜けつつ、双剣の刃で足の腱を切断、象が倒れる。レゴラスが象に乗って一頭丸ごと倒す。幽霊兵団による敵軍の一掃。巨大蜘蛛。サウロンの塔の崩壊。溶岩のなかに崩れる橋を飛び渡るフロドとサム。  ここらへんが強度のシーン(私が物語に対して言う強度は、他のシーンや人物でも置き換えられるけど、キャッチーだったりおもしろかったりする、という程度の定義。対して意味は他の人物やシーンで置き換えられない文脈性がある、という定義。ああ、めんどくせー解説)  強度を上げることができた

  • 浅いっぽい

    ある作家さんが提唱し、他の方々も述べておられる小説技術、Novel Hackをいつも感心して参考にしているのですが、自分なりに一つ。  他の人にはまったく役立たない方法だし、ある程度キモい妄想なのであしからず;  私の自著に対する最終的な判断基準は、ただの二人だけ。私ともう一人です。  それは、私が脳内で作り上げた、一人の仮想の女の子です。  仮にA子ちゃんとします。  A子ちゃんは14歳の女子中学生で美少女です。  しかも小さな時から、自分が美人でスタイル抜群なのを、資産で才能で武器だと理解し、表面的には人当たりのいい優しく家庭的な女の子を演じ、男が大好きなすっぴん、に見えるように入念なメイクをするくらいには頭がいいです。  たとえるなら、自分しか分からないご飯は自身が好きなものをべますが、服は他人が好むものを着、言うことは他人に好かれる言葉ということを徹底している美少女です。イヤな

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