AP通信が6日報じたところによると、米国防総省は、全米の軍基地や施設関係者に対し、インターネットで地球の任意の場所の画像を見ることができる衛星写真閲覧ソフト「グーグル・アース」への協力や情報提供を禁ずる通達を出した。 取材に応じた米軍報道官によると、先週ある施設でグーグル・アースのスタッフが施設へのアクセスを許可された例があり、安全保障上の機密が広くネット上に広まるのを懸念する声が強まったためという。 APは、ロンドンの英国会議事堂の屋根によじ登った活動家がグーグル・アースで下調べをしたとの最近の報道が、通達に影響を与えた可能性もあるとしている。(共同)