デフレにも負けず、景気の低迷にも負けず、立派な結婚式や披露宴をしたい。結婚情報誌「ゼクシィ」を発行するリクルート(東京)の調査で、こんな結果が九州に出た。招待客も費用も全国より多め。なかでも豪勢なのは佐賀県だ。 九州の「平均値」を見ると、招待客は96.2人で全国平均(推計値)の72.7人を大きく上回る。親族の知人、親の会社関係者など幅広い客を呼ぶためだといい、青森や秋田などに次ぐ大規模な式、宴だ。 これにともない費用の総額は346万円と、全国の325万円を上回る。しかも前年の343万円から増えている。招待客こそ前年を下回ったが、客1人あたりの費用は3万9千円から4万3千円に。招待客を減らして総額をおさえる全国的な傾向は九州では通用しないという。 指輪に披露宴に新婚旅行。トータルのお代が最も高額なのは佐賀の462万円。数字のうえで最も「ジミ婚」の宮崎県の392万円とは70万円の差がつい