長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、韓国で回収された観世音菩薩坐像をもともと所有していたと主張する韓国の浮石寺の円牛僧侶は15日、滞在中の対馬市で「最も懸念しているのは盗難により日韓関係が悪化することだ」とする浮石寺の住職の手紙を読み上げた。 手紙は観音寺の住職宛て。観音寺側が「仏像の返還が先だ」として面会に応じなかったため、僧侶が報道陣に公開した。 手紙は「近く観音寺を訪ねて縁を深めたい。私たちは多くのことを理解し、共感できると信じている」と、観音寺側に呼び掛けている。一方で、仏像が14世紀に韓国で作られたものであることを念頭に「最初の居場所に戻ることを切実に願っているのも事実」としている。 円牛僧侶は今回の訪問について「世俗的な欲は捨て、(観音寺の)住職には仏の教えに従って行動してほしかった」と話した。
新羅や高麗時代に作られた日本の重要文化財の仏像などを長崎県対馬市の寺社から盗んだ韓国人窃盗団が1月末に韓国当局に摘発された。ただ、一件落着とはいかなかった。韓国税関が「模造品」と思い込み、犯人が大手を振って韓国に持ち込んでいた“不手際”が発覚。「仏像はもともと倭寇が奪ったもので、返す必要はない」との声まで持ち上がった。図らずも韓国お家芸の「反日」騒動に巻き込まれた仏像の行く末はいかに…。(桜井紀雄) ■数十億円の“国宝”が「模造品」?ベテランがまさかの失態 盗難に遭ったのは、いずれも対馬市にある海神神社の国指定の重要文化財「銅造如来立像」と、観音寺の長崎県指定の有形文化財「観世音菩薩坐像」、多久頭魂神社の仏教経典「大蔵経」の3点。 大蔵経については、窃盗団の一人が「犯行直後に山に捨てた」と供述しているが、仏像2体については1月22日に韓国南部、慶尚南道・馬山(マサン)の古い冷凍倉庫に隠され
大浦天主堂境内=文化庁提供小石川植物園=文化庁提供 文化審議会は15日、大浦天主堂境内(長崎市)や田島弥平旧宅(群馬県伊勢崎市)、五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡(兵庫県淡路市)など7件を史跡に、津屋川水系清水池ハリヨ生息地(岐阜県海津市)、名護市嘉陽層(かようそう)の褶曲(しゅうきょく、沖縄県)など5件を天然記念物に指定、別府の湯けむり・温泉地景観(大分県別府市)など4件を重要文化的景観に新たに選定するよう、文部科学相に答申した。 大浦天主堂境内は、1864年に建築された現存する最古の天主堂などを含む敷地。天主堂の建物自体は、すでに国宝になっているが、敷地もあわせて史跡に指定する。 田島旧宅は、幕末から明治期に近代化養蚕業の技術開発をした人物の邸宅。それぞれ、世界文化遺産への登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の一つで、登録に向けて
長崎県は五島列島にある人口およそ500人の島、久賀島(ひさかじま)。ここに「旧五輪教会堂」という世界遺産候補に登録された建物がある。それを見てみたく、今回訪問した。 コンビニやファミレスが24時間あいていて、電車やバスがひっきりなしに走っている。そんな生活が当たり前となっている昨今だが、それとは対極に位置する、便利とはほど遠い島の様子と併せて見て頂きたい。 (T・斎藤) 世界遺産候補となっている教会 長崎には、その特異な歴史的経緯から数多くの教会がある。それらの幾つかは世界遺産候補になっている。 候補となっている教会群は全部で20+α(あくまでも暫定なのでハッキリ決まってない)あり、それらを巡る旅をこれまでしてきた。(1/2/3) 今回はその続き、みたいなものである。 ただし、今回見てきたのは旧五輪教会堂ただひとつ。 第1回の記事では8箇所、2回目は5箇所、3回目も5箇所と見てきたが、今回
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