世界遺産に登録される見通しとなった「平泉」にある中尊寺金色堂。例年、多くの観光客でにぎわうが、今年はまばらだ=2日、岩手県平泉町、恒成利幸撮影世界遺産に登録される見通しとなった「小笠原諸島」の母島。西側は雲がかかっていた=6日午前12時3分、東京都小笠原村、本社機から 文化遺産「平泉」(岩手県)と、自然遺産「小笠原諸島」(東京都)が、いずれもユネスコの世界遺産に登録される見通しとなった。最終的に登録を決めるユネスコの世界遺産委員会は、6月19日からパリで開かれる。 ユネスコ世界遺産センター(パリ)は6日(現地時間)、登録の妥当性を「登録」「情報照会」「登録延期」「不登録」の4段階で評価する諮問機関からの勧告内容を日本政府に伝えた。文化庁、環境省によると、「平泉」「小笠原諸島」への勧告はいずれも「登録」だった。 一方、日本政府がフランスなどと共同推薦した東京・上野の国立西洋美術館本館を