欧州各地のスキーリゾートは雪不足に悩んでおり、標高の低いところの多くの駅は閉鎖されている。このため、短期の休暇計画やスキー場を抱える地域の長期的な経済への影響を懸念する声が多く聞かれる。 フランスではクリスマス以降、気温が例年より少なくとも7、8度高く、1997年以来最も暖かい冬となっており、山間部では雪不足が続いている。 国境を越えたスイスでは、標高1500メートル弱のスプリュゲン・タンボが2日にいち早く閉鎖を決めたリゾートの1つとなった。声明には「残念ながら、雪不足、大雨、高温のため、追って通知するまでスキー場を閉鎖せざるを得ない。水が多すぎてゲレンデの準備ができず、夜になっても雪にならない」とある。 標高の低い他の多くのスキーリゾートも閉鎖を余儀なくされている。フランスのモルジーンには現在雪がまったくない。皆、隣のモルジーンより標高が高いアボリアッツに向かっているため、そこのゲレンデ