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ブックマーク / gionchoubu.exblog.jp (1)

  • 遊郭における廻しに関する一考察 その二 | 花街ぞめき Kagaizomeki

    江戸前落語、吉原を舞台にした『五人廻し』では、まさにこの廻し制という非条理な制度の生んだ悲喜こもごもを描いております。 この話によると、客は前払いで見世にあがり、花魁が来るまで、酒をのんだり、鮨を注文したりして、じっと待つのですが、花魁には客を振ることが許されていました。一晩待っても花魁がこない事もあり、振られる事もあるのですが、これをとやかく言うと野暮のレッテルを貼られるのです。 江戸っ子にとって野暮と呼ばれるのは最大の辱めで、何事も粋にこなすのが身上、楼主のみに利する、この客にとって何のメリットもない、又遊女にとっても大変な労力を課す廻しは、江戸っ子気質を巧みに利用したと言うしかありません。 噺にでる最初の男は、この江戸っ子を鼻にかけた男で、「おれなんざなあ、買った女がそばにいねえから甚助をおこしてポンツク言うような野暮な人間じゃねえんだ。いいか、こっちゃァもう女なんてえのァ飽きてるん

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