第19回党大会の開催が10月18日に決定した。という枕で、そろそろ人事予想をしないと、と書き出したのが9月初め。気が付けば党大会までもう3週間余りしかないではないか。 もうしばらく経てば、明報あたりからリーク人事が流れてくれば予想もへったくれもなくなってしまうので、早速時期人事予想を進めていく。基本的に根拠レスなので、温かい目で見ていただければ幸いだ。 焦点はやはり王岐山の留任だ。書記を務める中央紀律検査委員会は、今期回った277団体への巡視を来期も行うと明言しているが、彼が次の5年間もその指揮をとるのか。 春あたりから習の身辺調査を受けている、王の妻は米国籍だ、王の甥が海南航空から資金を借りて海外投資に手を出しているなどと主張する者が現れた。しかし、王が一番危ないとされた8月下旬には、王と仲良しの財新が動向を報じたり、義父である姚依林の生誕100周年集会には件の甥も姿を見せた。王を守る姿
中国人民解放軍建軍90周年、内モンゴル自治区でパレード(7月30日) China Daily/REUTERS 香港メディアによれば中国の複数の中央軍事委員会委員らが軍紀律検査委員会の取り調べを受けているとのこと。実はここにこそ習近平の一極集権の真の原因と目的が隠されている。新チャイナ・セブンの鍵も見えてくる。 複数の現役中央軍事委員会委員を取り調べ 9月1日、香港の「星島日報」は中央軍事委員会委員の房峰輝と張陽、および元委員の杜恒岩ら3名が、「重大な紀律違反」により中央軍事委員会紀律検査委員会の取り調べを受けていると報じた。習近平自身が取り調べを命令したとのこと。「取り調べる」対象は「腐敗」。やがて逮捕され裁判にかけられる。9月3日、このコラムの原稿を書いている時点では、まだ中国政府の正式な発表はないが、房峰輝が突然解任されていることから、ほぼ正しい報道と見ていいだろう。 房峰輝は、習近平
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プーチン政権の内幕を描いてベストセラーとなった著作「クレムリンの軍勢-現代ロシア小史」を手にするミハイル・ズィガリ氏=モスクワで2016年11月17日、真野森作撮影 12月15日に迫るロシアのプーチン大統領の訪日へ向けて、日本国内ではかつて無いほど対露関係への関心が高まっている。北方領土問題で進展はあるのか? 鍵を握るのはもちろんプーチン氏その人だ。内部情報を基にプーチン政権の内幕を1冊の本にまとめた気鋭のロシア人ジャーナリスト、ミハイル・ズィガリ氏(35)がインタビューに応じ、ロシア内政やウクライナ情勢、日露関係の展望を縦横に語った。【聞き手・真野森作】 --プーチン氏が00年に大統領に就任して以来、政権の統治システムにはどんな変化があったのでしょうか?
<ロシアのプーチン大統領の大粛清が続いている。だが、すべての権力がプーチンのものだと思うのはまだ早い。旧KGBの将軍たちが、プーチンの行く手に立ちはだかっている> ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は名実ともにロシアの最高権力者だ。9月18日に実施されたロシア下院選挙では、彼の与党「統一ロシア」がロシア下院史上最多の議席を獲得し、憲法改正に必要な3分の2以上の議席を単独で確保した。ウクライナ紛争やシリア内戦でも、欧米諸国より一枚上手という印象だ。 【参考記事】プーチンの思うつぼ? 北方領土「最終決着」の落とし穴 とはいえ、プーチン政権の安定性を過大評価してはならない。今のところロシア社会で目立った抗議運動は起きていないが、2015年の小売売上高は前年比で10%減、2016年も5%以上減る見込みで、国民の生活水準は下降の一途。それ以上に政権の不安定化につながる真の火種は、治安組織をめぐる内
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