Posted May. 04, 2018 09:13, Updated May. 04, 2018 09:13 北朝鮮と米国が来たる首脳会談で、北朝鮮の核施設と既存の核兵器の廃棄に対する検証を強化するという原則を確認し、具体的な核査察方式を調整しているという。これと関連して北朝鮮は、米国に国際原子力機関(IAEA)の特別査察も受け入れる考えを明らかにしたという。 3日、情報当局によると、米朝は、先月27日の南北首脳会談後、非公式接触を通じて非核化の検証方式について集中調整に入った。先月初め、トランプ米大統領の特使として極秘に訪朝したポンペオ国務長官が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会って、北朝鮮内の核施設や兵器などに対する検証が強化される必要があるということで原則的に合意し、米朝当局が最近、これを具体化する作業に入ったということだ。 米朝間の非公開の実務接触で、北朝鮮は
4月29日、ポンペオ米国務長官(写真)は同日放送されたABCニュースのインタビューで、金正恩氏に対し、米朝合意には非核化に向けた不可逆的措置が必要だと伝えたと明かした。写真は米ワシントンで2月撮影(2018年 ロイター/Aaron P. Bernstein) [ワシントン 29日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は、イースター(復活祭)の週末に北朝鮮を訪問した際、金正恩朝鮮労働党委員長に対し、トランプ米大統領と何らかの合意に達するためには核放棄に向けて「不可逆的な」措置をとることに合意しなければならないと伝えた。29日に放送されたABCニュースのインタビューで明らかにした。 ポンペオ氏は「『不可逆的』という言葉は強い意志を込めて使っている」と述べ、「非核化が実現することを示す取り組みを要求していく」との考えを示した。 会談は「建設的」だったとし、金委員長とトランプ大統領が合意に達する「現
北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が、核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)試射の中止、核実験場の廃棄を宣言した。背景には、米朝首脳会談で主導権を握りたい思惑と、国内の混乱を招かずに従来の核開発路線を修正したい戦略があるとみられる。 複数の北朝鮮関係筋によれば、正恩氏は訪朝したポンペオ米中央情報局(CIA)長官に「完全な非核化の意思」を伝えたが、米側は首脳会談開催の条件として、具体的な措置を明らかにするよう要求。原則的な合意にとどめたい北朝鮮との間で調整が続いていた。 北朝鮮は、今秋の米中間選挙の前にICBM開発を放棄して米国に首脳会談の成果を提供する案も検討していたという。北朝鮮のICBMは米本土に到達する能力を持つ一方、大気圏再突入技術が不十分との指摘が出ていた。試射中止は、事実上の開発中断を意味する。 また、正恩氏の宣言は、「完全な非核化の意思」を証明する前提を示したと
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