[モスクワ 5日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は5日、北朝鮮に対する新たな制裁措置について、軍事的な緊張を高めず、外交的な解決に向けた努力に焦点を当てるものならロシアは検討する用意があるとの姿勢を示した。 ロシア外務省の声明によると、ラブロフ外相は米国のティラーソン国務長官から受けた電話でこうした見解を米国側に伝えた。 ラブロフ外相はまた、北朝鮮問題の平和的解決に向け国連のグテレス事務総長が関与することの利点についても言及した。
「核兵器なき世界」を目指すアメリカのオバマ政権が国連の安全保障理事会に提出した、爆発を伴う核実験の自制を各国に求める決議が賛成多数で採択され、世界の核軍縮や核不拡散につながるのか注目されます。 採決は23日午前(日本時間の23日夜遅く)行われ、安保理15か国のうちエジプトが棄権したものの、残る14か国の賛成多数で採択されました。決議は、各国にCTBT=包括的核実験禁止条約の早期の署名や批准を促したうえで、爆発を伴う核実験を自制するよう求めていますが、一方で、ロシアや中国の反対から、拘束力を持たせる文言は削除されました。 採択に先立ちアメリカのケリー国務長官は「核兵器なき世界は可能であり、われわれは実現に向けてできるかぎりのことをしていく」と述べ、決議の意義を強調しました。CTBTが20年前に国連総会で採択されながら、今なお発効していない中、核実験の自制を求める今回の決議が世界の核軍縮や核不
国連総会が開かれているニューヨークで、アメリカのオバマ大統領と中国の李克強首相が会談し、5回目の核実験を強行した北朝鮮に対し、国連安全保障理事会での新たな制裁決議を含め、両国が連携していくことを確認しました。 アメリカのホワイトハウスの発表によりますと、両者は会談で北朝鮮による5回目の核実験を非難するとともに、「国連安全保障理事会での協力を活性化させ、朝鮮半島の非核化に向けた連携を強化する」として、北朝鮮に対する国連安保理での新たな制裁決議も含め、両国が連携していくことを確認しました。 北朝鮮への対応をめぐって、アメリカは国連安保理で北朝鮮の収入源となっている石炭の輸出規制の強化などさらに厳しい制裁決議の採択が必要だとして、各国への働きかけを強めています。これに対して中国は、国連安保理で何らかの対応は必要だとしながらも、北朝鮮を追い詰めすぎれば朝鮮半島の緊張は一層高まりかねないという立場で
制裁強化の動き活発に=対北朝鮮、実効性は不透明 北朝鮮制裁決議を採択する国連安全保障理事会=3月、ニューヨーク(AFP=時事) 北朝鮮による5回目の核実験強行から1週間。国連安全保障理事会による新たな決議採択や日米韓などの独自制裁に向けた動きが活発化してきた。しかし、中国は厳しい制裁に慎重な立場を崩しておらず、実効性ある制裁を科すことができるかどうかは不透明だ。 ◇交渉長期化も 安保理では、常任理事国の米中を軸に非常任理事国の日本、安保理に入っていない韓国とも連携し、制裁強化決議の作成に向けた実質協議が始まった。 4回目の核実験を受け3月に採択された制裁強化決議には「網羅的で従来と質的に異なる強力な制裁」(安保理外交筋)を盛り込んだ。日米などはそれを上回る厳しい措置を目指すが、中国がどの程度同意するか予断を許さず、交渉が約2カ月かかった前回同様に長期化する可能性もある。 3月の決議
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