ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり、国連の安全保障理事会ではロシア軍の即時撤退などを求める決議案が採決にかけられ、理事国15か国のうち11か国が賛成しましたが、ロシアが拒否権を行使し、決議案は否決されました。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐって、国連安保理では25日午後、日本時間の26日午前7時すぎから緊急の会合が開かれ、アメリカなどが提案した決議案の採決が行われました。 決議案は、ロシアの軍事侵攻に強い懸念を示した上で、ウクライナの主権と領土の一体性を改めて確認し、ロシアに対して軍の即時撤退を求めています。 採決の結果、理事国15か国のうち11か国が賛成し、中国、インド、UAE=アラブ首長国連邦は棄権しましたが、議長国で常任理事国のロシアが拒否権を行使し、決議案は否決されました。 これを受けてアメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は「無責任な常任理事国が権限を乱用
(CNN) アラブ首長国連邦(UAE)は15日、カタール軍の戦闘機がUAEの旅客機2機の進路を妨害したと非難した。カタール側は妨害行為を否定している。 UAEの航空当局が国営通信社を通して述べたところによると、旅客機は必要な許可を得てバーレーンに向かっていた。同当局はカタールによる妨害を、民間航空の安全に対する悪質で重大な脅威であり、国際法違反だと非難した。 一方、カタール外務省の報道官はツイッターで「全くのうそだ」と反論した。 バーレーン外務省によると、旅客機のうち一方はエミレーツ航空機だった。航空機追跡サイトによると、同機は予定時刻より1時間遅く出発し、15日午前に約1時間遅れてバーレーンに到着した。もう1機の航空会社やバーレーン到着時刻などは明らかでない。 同省は声明で、カタールが最近、民間航空機への敵対的行為を強め、民間人に脅威を及ぼしていると批判した。 カタールは数日前、UAE軍
エジプト―サウディ関係(UAEの調停失敗) 2016年12月06日 11:31 エジプトサウジアラビア このところエジプト―サウディ関係が悪化しているという報道が増えていて、確かこのブログでも紹介したかと思います。 この問題に関して、al jazeera net とal qods al arabi net は、両国間の調停を試みたUAEの試みが失敗したと報じています(外交に関しては秘密主義のサウディ系のal arabiya net は流石になにも報じていません。またal jazeera net が、エジプトのマスコミが、シーシの「毅然とした」立場を称え、エジプトの勝利だったとしているなどと報じていますが、ざっと見たal aharam は特にこの問題を報じていないようです) 報道によれば、アブダビの独立記念日だったかに、アラブ首脳が出席する機会をとらえて、UAEが、サウディ国王とシーシ大
(2015年6月18日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) サウジアラビアの国防相が今週、ロシアに赴く。石油王国で米国の同盟国であるサウジは、ウラジーミル・プーチン大統領との架け橋を築き、中東の盟主としての権威を発揮しようとしているのだ。 国防相としてイエメンでのサウジの空爆作戦を率いたムハンマド・ビン・サルマン王子は19日、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムに合わせてプーチン大統領と会談する。 この会談は、ロシア政府がいかにシリアで前へ進む方法を模索しているかを示している。 ロシアは4年にわたるシリア内戦で「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」などのジハード(聖戦)主義者を含む反政府勢力と戦うバシャル・アル・アサド大統領の体制側の顕著な支援国だ。一方のサウジはアサド氏を退任に追い込むことを期待し、非宗教的な反政府勢力と「穏健」なイスラム主義の反政府勢力を支援している。 アサド後をに
サウディ、UAE,バハレンの駐カタール大使の召還 2014年03月06日 10:30 サウジアラビアカタール サウディ、UAE、バハレンの3国がカタール駐在大使を召還しました。 3国は共同声明にて、大使召還の理由として、カタールがその約束に反したから、として特に内政に対する不干渉、湾岸協力理事会加盟国の治安、安定を脅かす組織または個人勢力に対紙いかなる形での支援禁止違反等を上げている由。 これに対して、カタールは遺憾の意を表明するとともに、3国の行動の背景は湾岸協力理事会外の問題にかかわるもので、カタールとしては理事会の総ての決議を誠実に履行しているとの声明を発した由。 また、現在の所カタールがこれら3国から大使を召還する等の動きをする兆候はない由。 他方若干中立的な立場にあるクウェイトの仲介が期待されているやで、クウェイト議会副議長は、同国首長の仲介が両者の和解を実現する希望を表明し、こ
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