朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は昨日、ソウル安保対話の開幕式で、「韓半島の統一は北朝鮮の核問題や人権問題の根本的解決策になるだろうし、世界史から見れば、20世紀の冷戦の歴史を終息させることになるだろう」と、統一ビジョンを改めて宣言した。今年で4回目を迎えたソウル安保対話は、米国や中国、日本など30か国の国防官吏や国連など、4つの国際機関の安保専門家らが、グローバル安保の懸案を議論する行事だ。朴大統領はソウル安保対話を韓半島統一の基盤を固める「多国間安保対話機構」へと発展させていきたいと述べ、韓中首脳会議に次ぐ「統一外交」の開始を公にアピールした。 韓国が平和統一を主導するのに、周辺諸国の同意や協力が重要なのは、誰も否定できない。自由民主的基本秩序に基づいた韓半島統一が、国際社会にも利益をもたらすことを世界が共感できるよう、外交戦略を拡大していく必要がある。朴大統領は最近、「北朝鮮の核問題を解