フォックスニュースなど保守メディアは、特にウクライナの戦争に関してニューヨーク・タイムズやウォールストリートジャーナルなどの大手紙とは大きく異なる情報発信をしている。そして驚くのはそのフォックスニュースのコンテンツをロシア国営メディアが放送しているという事実だ。 敵同士であるはずのアメリカ極右とロシア国営メディアがまったく同じメッセージを出している異常な状況は、なぜ起きているのだろうか。 「プーチン氏は正しい」侵攻を支持 フォックスニュースの看板アナウンサー、タッカー・カールソン氏はトランプ支持者として知られている。侵攻が始まった当初、プーチン大統領は「防衛のため、ウクライナに住むロシア人らをゼレンスキーのナチ国家から救うため」と主張したが、それを支持する報道をしたのがタッカー・カールソンだ。また「ウクライナは正式な国家ではなく、もともとロシアの一部」ともコメントした。 それに対しCNNが
【12月10日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定した問題で、チェコのミロシュ・ゼマン(Milos Zeman)大統領(73)は9日、トランプ大統領を批判している欧州連合(EU)諸国を「臆病者」と非難した。 イスラエルの擁護者を自認するゼマン大統領は9日、反移民と反EUを掲げる極右政党「自由と直接民主主義(SPD)」の集会で党員らを前に「臆病者のEUが、親イスラエルの運動よりも親パレスチナのテロリストらの活動が優位になるよう、あらゆる手を尽くしている」と発言した。 来年1月の大統領選で2期目の当選を目指すゼマン氏は前日にも、トランプ氏が物議を醸しながらもエルサレムをイスラエルの首都と認定したことに満足していると述べている。 4年前にはゼマン大統領自身もイスラエルを訪問した際、テルアビブ(Tel Aviv)にある在イスラエル・チ
今日の横浜北部は、久々に曇って夕方には冷たい雨になりました。 さて、今回も以前紹介した記事の要約です。ちょっと長いのですが、その内容はかなり考えさせてくれるものです。 なぜアメリカではトランプが選出され、欧州では反EUの機運がここまで高まってきているのか、その原因をリベラル派の無理な考え方にあると分析した記事です。 === リベラリズムの終わり? by ダミール・マルージック 2017年11月1日 「べつに私はトランプ支持者というわけではないんですよ。ただ、あなたが擁護しようとしている土台そのものすべてを、あなた自身がぶち壊しにしているんですよ」 このようなこじれた感情のおかげで、私は過去10ヶ月間において私よりもはるかに執拗にトランプ大統領に反対している人々と、無数の議論を行うはめになった。 私はワシントンDCに住んでいる。この地域に住む人々は、先の大統領選で90.9%という圧倒的な割合
[ロンドン発]アメリカ大統領選を通じて人種差別主義をまき散らしてきたドナルド・トランプ大統領が11月29日、イギリスの極右団体による反イスラム投稿を3連続してリツイートしました。イギリスのテリーザ・メイ首相も「アメリカの大統領がこんなことをするのは間違っている」(首相報道官)と頭を抱えています。 さすがのトランプ大統領でも、こんなにえげつない内容の動画を何のためらいもなくリツイートできるのでしょうか。 トランプ大統領はメイ首相の懸念に「私にではなく、イギリスで起きている破壊的で過激なイスラムのテロリズムにフォーカスしろ」という反論をツイートしました。イギリス政府はトランプ大統領に対する国賓としての公式招待取りやめを検討しているとの報道もあります。 トランプ大統領がリツイートした反イスラム極右動画4358万人のフォロワーを持つトランプ大統領がリツイートしたのは、イギリスの極右団体「ブリテン・
人種や民族による差別を撤廃する1964年の公民権法制定から半世紀。米国で白人の優位を訴える団体が再びうごめいている。石炭業が衰退したアパラチア地方など、昨年の大統領選でトランプ氏を熱心に支持した地域で、貧困におびえる白人層を狙って勧誘を活発化している。そんな中、白人至上主義団体と対抗デモが衝突し、女性が犠牲になる悲劇が起きた。(パイクビル=金成隆一) バージニア州シャーロッツビル。白人至上主義団体側の男が車で突っ込み、抗議デモにいた弁護士補助職員ヘザー・ヘイヤーさん(当時32歳)を殺した現場には、事件から10日が過ぎた22日も、追悼に訪れる人の姿が絶えなかった。 しゃがみこんで涙していたニューヨーク出身の男性は「今の時代にこんな事件が起こるなんて信じられない」と首を横に振った。事件に巻き込まれた黒人の男性は車いすで訪れ、介助者に背中をさすられながら現場を静かに見つめていた。 事件が米社会に
米ジョージア州ジャクソンでの訓練に参加したミリシア「ジョージア治安部隊(GSF)」のメンバー(2017年7月29日撮影)。(c)AFP/Brendan Smialowski 【8月18日 AFP】米南部のジョージア(Georgia)州の人里離れた森の中で、クリス・ヒル(Chris Hill)さん(42)は毎月、友人らと共にキャンプファイアを囲んで語り合ったり、バーベキューを食べたりして数日を過ごす。滞在中、彼らは半自動ライフルを使った訓練も行っているが、これは政府が彼らから武器を取り上げる決定をしたときに対応できるようにしているのだという。 戦闘服に身に包み、軍仕様の武器で武装した約20人のメンバーからなるグループ「ジョージア治安部隊(GSF)」は週末に集まり、焼け付くような暑さの中で、偵察や実弾を使った射撃の練習、さらには実物大模型家屋への襲撃訓練も行う。 「内戦、暴動、北朝鮮やロシアか
<トランプが大統領選に勝利し、現在のような混乱を巻き起こしている背景には、あるフランスの哲学者の思想がある> 今にして思えば、ドナルド・トランプがホワイトハウスの主になり、しかも現在のような混乱を巻き起こすことを、私は30年以上前に知らされていたのかもしれない。 そのとき私はパリ郊外の冴えないバーで、ある欧州の極右政治家と会っていた。彼は西側の体制と民主主義の堕落について、強い社会をつくる民族の純血と価値の喪失について、熱弁を振るった。私は言った。「その偽りの議論は、6000万人の犠牲者を出した第二次大戦によって決着を見たのではないか」 当時の私は、彼の意見はいずれ勢いを失うグロテスクな古い極右思想だと考えた。だが、その熱い語り口には警戒心を抱いた。彼との対話が教えてくれた教訓は、恐怖や社会変動との闘いにおいて、分別は無力だということだった。 しかし、これはヨーロッパ人の議論にとどまらない
画像説明, 極右集会に抗議する人たちの中に自動車が突入した。写真は、現場で応急手当てを受ける人たち(12日、米バージニア州シャーロッツビル) 米南部バージニア州シャーロッツビルで12日、白人極右集会に抗議する人たちの間に自動車が突入し、1人が死亡し19人が負傷した。これに先立ち市内では、極右集会に参加する白人国家主義者たちと、抗議する人たちの間で衝突が相次ぎ、少なくとも15人が負傷した。同州知事は、白人至上主義者に「帰れ」「お前たちは愛国者とは程遠い」と強い調子で批判した。一方で、ドナルド・トランプ米大統領が白人至上主義者を特定して非難しなかったことを、共和党内からも疑問視する声が上がっている。
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