フランス大統領選で決選に進出した右翼政党「国民戦線」党首マリーヌ・ルペンの背景を探る短期集中連載。第1回「成り上がり政治ファミリーの系譜」(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51596)と第2回「一家を襲ったテロ」(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51599)では、その父である初代党首ジャン=マリー・ルペンの人生を追った。最終回となる今回は、いよいよ2代目党首のマリーヌ本人の軌跡に迫っていく。 家族が政治に口を出す国 フランスで、ファーストレディーにあたる大統領夫人は、何ら公式な地位を与えられていない存在である。 エリゼ宮(大統領府)も「その役割はいかなる文書でも言及されていない」と明言する。大統領夫人としての予算も認められておらず、夫人は公金に手をつけないのが慣習だ。 唯一の例外は刑事訴訟法の記載で、勾留された
→第1回「成り上がり政治ファミリーの系譜」はこちら gendai.ismedia.jp/articles/-/51596 ルペン一家を狙ったテロ 国民戦線の内部は最初から、「新秩序」の若い武闘派と、大衆迎合的なルペン周辺の一群とにわかれていた。 しかし、「新秩序」は左翼団体や警察と市街戦を繰り広げた結果、翌1973年に解散を命じられ、大きく力をそがれた。これを機に、ルペンは次第に党内での主導権を確立した。 1974年、ルペンは初めて大統領選に立候補した。得票は19万票あまり、有効投票の0.75%に過ぎなかった。大統領には中道のヴァレリー・ジスカール=デスタンが選ばれた。 ジスカール=デスタン政権時代はルペンと国民戦線にとって、次の飛躍を準備する期間となった。この間、1976年に起きた二つの出来事で、ルペン一家の生活は変化し、大きく揺れた。 一つは、早世した富豪の支持者の遺産と、富豪が所有し
政治一家の源流 4月23日のフランス大統領選第1回投票で、右翼「国民戦線」の候補マリーヌ・ルペンが決選進出を決めた。 中道左派候補のエマニュエル・マクロンに次いで2位の得票で、当初予想されたトップとはならず、やや失速気味だと評される。 ただ、移民排斥や欧州連合(EU)離脱を公言する候補にこれほどの支持が集まったのは、それだけで衝撃的でもある。 5月7日の決選投票でもし大統領に選ばれたら、フランスのみならず世界にとって大きな懸念材料となるだろう。米国のトランプ、ロシアのプーチンといったポピュリズム権威主義指導者と結託し、国際秩序を乱す流れをつくる恐れが拭えない。 * * * マリーヌ・ルペンをここまで押し上げた要因は、一つではない。 近年、労働者や農民らグローバル化に乗り遅れた人々の不満や不安を吸収するようになったのは一因だ。テロやイスラム主義の脅威に対して最も強硬な姿勢を示す点が評価された
ドイツの連邦議会選挙で、新興の右派政党「ドイツのための選択肢」が連邦議会で初めて議席を獲得し第3党に躍進する見通しとなったことについて、ヨーロッパ各国の右派政党からは歓迎する声が上がっています。 オランダの極右政党、自由党のウィルダース党首もツイッターに「ドイツのための選択肢」のペトリ党首と国民戦線のルペン党首と3人で写った写真を投稿し、「われわれは自分の国と国民のために戦う」と書き込み、各国の極右政党や右派政党と連携してそれぞれの国で与党に対抗していく決意を表明しています。 ヨーロッパではことし、オランダ、フランス、イギリス、ドイツといった主要国で相次いで国政選挙が行われ、いわば「選挙イヤー」の様相を呈してきました。 選挙ではいずれも、EU=ヨーロッパ連合との関わり方や、内戦が続くシリアなど中東やアフリカからの難民や移民の受け入れの是非などが大きな争点となりました。 まず、3月にオランダ
増井 「今日(7日)は、投票まで2週間余りに迫ったフランス大統領選挙についてです。 最新の世論調査によりますと、極右政党『国民戦線』のルペン党首と、中道の無所属のマクロン前経済相が、ともに支持率およそ24%ときっ抗していて、激しい選挙選が繰り広げられています。」 花澤 「EU=ヨーロッパ連合との関係や、移民問題、テロ対策が主な争点となっていますが、今、新たに隠れた争点が浮上してきています。 それがこちら、『対ロシア政策』です。 まずはフランスとロシアを巡る現状について、松岡さん、お願いします。」 松岡 「まず、フランスが加盟するEU=ヨーロッパ連合とロシアの関係ですが、3年前のクリミア併合などウクライナ情勢をきっかけに激しく対立。 EUは、ロシアに対して、経済制裁を科しています。 一方、ロシアは、対抗措置として、EUからの農産物の輸入を禁止しています。 実は、その影響を大きく受けているのが
欧州連合(EU)欧州議会の本会議は2日、議員でフランス大統領選に出馬する極右、国民戦線(FN)のルペン党首が過去に過激派組織「イスラム国」(IS)の残虐画像をツイッターに投稿したとして、フランス当局の追及を受けた問題で、議員としての免責特権を停止する決議を採択した。 ルペン氏は2015年12月「これがISだ」との短文とともにIS戦闘員が人質の首を切り落とす場面の写真などを投稿。捜査当局が16年4月、「残虐画像の流布」容疑で事情聴取のため出頭を求めたが、免責特権に基づき拒否していた。 「残虐画像の流布」罪は3年以下の禁錮、7万5千ユーロ(約900万円)以下の罰金などの法定刑がある。 党首は欧州議会の秘書給与を巡る背任事件でも先月、当局の事情聴取を拒否している。2日の決議は、残虐画像の事件のみを対象としている。(共同)
Ereni 1.13 The spear phish campaigns are identical to the attacks that the “Fancy Bear” group launched against the DNC and John Podesta,./ France’s Minister of Defense〜Drian told French newspapers on Jan. 8 that he expected Russian actors to target France. “Of course, one cannot be naive,”/ フランス ハッキング 極右 国民戦線 ロシア politics DNCハック アメリカ 選挙 発言
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