Timothy S. Miller and John W. Nesbitt, Walking Corpses: Leprosy in Byzantium and the Medieval West (Ithaca: Cornell University Press, 2014). 中世ヨーロッパのハンセン病の歴史は、医学史の定番メニューの一つ。今年はハンセン病を2回講義して、「聖アントニウスの火」を講義にできそうならそれで一回講義して、それから14世紀のぺスト(黒死病)を3回講義しようと思っている。ハンセン病の歴史については、今から30年ほど前の歴史学の世界で、中世社会に対して非常に批判的な史観が登場して、私もそれを熱心に学んだ。中世社会はハンセン病に対して苛烈な取り扱いをしたこと、患者とされるとさまざまな権利を奪われて共同体での居住を禁じられ街や村の外に追放されて患者たちだけで暮らすこと
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明治維新からの日本における医療の近代化と西欧化について。明治維新以降、医療は西欧化し、近代化する。西欧化が最も順調に進んだのが、医師資格と教育制度である。全国で通用する医師資格という概念が初めて導入される。そこで西洋医学のみが医師資格の基準となることになったから、教育の世界は西欧医学に急速に転換される。この脈絡で考えると面白いのが、ハンセン病と精神病の医療のシステムであろう。この両者が20世紀の日本でとった隔離収容の病院を作るというシステムは、ヨーロッパの歴史と現在において採用されていた方法であり、近代日本はそれを模倣しようとしていた。その二つの目標を、まずはハンセン病が20世紀前半に、次に精神病が20世紀後半にそれぞれ達成した。 注目すべきポイントは、日本が模範とした西欧におけるハンセン病と精神病に対する隔離収容の体制が新しいものか、まさに作成されていたということである。ハンセン病につい
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