国連の安全保障理事会で北朝鮮への新たな制裁決議が採択されたことについて、北朝鮮はこれまでのところ公式の反応を示していませんが、国営メディアは23日も「国家核武力を絶えず強化していくべきだ」と主張し、決議の採択を主導したアメリカ・トランプ政権への対決姿勢を強めると見られます。 これについて北朝鮮はこれまでのところ公式の反応を示していませんが、国営テレビは朝鮮労働党の末端組織の幹部を集めて22日に開かれた細胞委員長大会2日目の映像を23日に放送しました。 大会ではキム・ジョンウン(金正恩)委員長の出席のもと主に工場や農場など経済活動の成果や問題点が話し合われたとし、国際的な制裁圧力が強まる中で国内の引き締めを図る狙いがあると見られます。 23日付けの党の機関紙「労働新聞」は社説で「アメリカとその追従勢力は、わが国への圧殺策動に執着している。国家核武力を絶えず強化していくべきだ」と主張し、北朝鮮
(CNN) 米国が国連安保理の北朝鮮制裁委員会に対し、北朝鮮と取引を行った疑いのある船舶10隻について、国連加盟国の港湾への入港を禁止するよう要請したことが21日までに分かった。イタリア国連使節団の報道担当者が明らかにした。イタリアは現在、北朝鮮制裁委員会の議長国を務めている。 これに先立ち国連は10月、北朝鮮関連の取引を行ったとされる船舶4隻に関し、加盟国の港湾への入港を禁じる措置を取っていた。この中には、北朝鮮製の携行式ロケット弾3万発を密輸しているところを拿捕(だほ)された船舶1隻も含まれていた。 専門家によれば、北朝鮮政府は長年、政権の収入確保に役立てる目的で、北朝鮮との関連を隠すような海上輸送方法を利用してきた。米国は北朝鮮との間で物資の輸出入を行う船舶を取り締まるため、さらなる措置を講じることを求めている。 国連安全保障理事会が今年採択した決議は、緊急事態など一部の例外的な場合
12月19日、米国が国連安全保障理事会に対し、北朝鮮から禁止物資を運んだとして船舶10隻をブラックリストに載せるよう提案したことが、ロイターが入手した文書で明らかになった。11月撮影(2017年 ロイター/Denis Balibouse) 米国は国連安全保障理事会に対し、北朝鮮から禁止物資を運んだとして船舶10隻をブラックリストに載せるよう提案した。ロイターが19日、文書を入手した。 問題の船舶について米国は、北朝鮮の船舶に石油精製品を不法に移したり、北朝鮮産の石炭を他国への輸出向けに違法に運んだりしていた疑いがあると指摘した。 安保理北朝鮮制裁委員会のメンバー15カ国中、21日午後までにどの国からも反対がなければ、米提案は承認される運びだ。 各国は、ブラックリストに載った船舶の入港を禁止するよう求められる。10月には北朝鮮から石炭を運んだとして、同委が4隻を指定した。
香港(CNNMoney) 韓国の野党議員は同国国防省などから得た情報として、北朝鮮の関与するハッカー集団が昨年、韓国の造船大手、大宇造船海洋のネットワークに侵入し、軍艦や潜水艦の設計図などの情報を盗み出していたことが分かったと語った。 同議員事務所によると、大宇造船海洋から盗まれたのは潜水艦や駆逐艦の設計図や造船技術、兵器、実験データなどの機密文書約60件。合計で約4万の文書が不正アクセスされていたという。 韓国国防省はこの件についてのコメントは避けながらも、セキュリティー対策の強化に当たっていると説明した。 大宇造船海洋が建造した韓国軍の軍艦や潜水艦は、すべて北朝鮮に対する防衛の目的で配備されている。 同社の広報もコメントを控え、この件について調査しているとのみ語った。 北朝鮮の関与が疑われるサイバー攻撃を巡っては、先月にも別の韓国議員が、北朝鮮のハッカー集団が国防省のデータベースから軍
(CNN) 太平洋に展開する米海軍の艦艇の衝突事故が相次いでいる問題で、米政府監査院(GAO)が艦艇の安全性と即応能力に関する懸念を強めていることが、CNNの入手したGAOの分析で明らかになった。この分析結果は6日に発表される予定だ。 GAOの分析によれば、日本に母港がある駆逐艦と巡洋艦が備えるべき交戦訓練証明書のうち、6月末で有効期限が切れていたものは全体の37%に達した。また、そのうち3分の2以上は期限切れになってから5カ月以上が経過していた。 海軍の艦艇は機動力や航行技術の他、弾道ミサイル防衛や水上戦のような戦闘能力を示すものなど全部で十数種類の訓練証明書をそろえることが規則で定められている。 艦隊が大規模化し派遣期間が長くなる一方で艦艇数は横ばいという状況の中、海軍の即応能力が不足しているとの指摘は軍幹部や議会、GAOから以前より上がっていた。 2015年にもGAOは、海外に展開す
シンガポールのチャンギ海軍基地のドックに入った、衝突事故による穴が開いたままの駆逐艦「ジョン・S・マケイン」(2017年8月22日撮影)。(c)AFP/Roslan RAHMAN 【8月23日 AFP】今週シンガポール沖で死者を伴う衝突事故が起きるなど、米軍艦が絡む事故がアジア海域で相次ぐ中、一連の事故の原因について、米海軍はサイバー攻撃の可能性を考慮せざるを得なくなっている。 米海軍のセキュリティーシステムを考えれば、そうした衝突事故を仕組むことなどあり得そうもないと考える専門家がいる一方、最近の事故の原因を人為的ミスや偶然で片付けるのは説明として不十分だと主張する専門家もいる。 シンガポールの港に向かっていたミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン(USS John S. McCain)」は21日朝、タンカーと衝突。船体に大きな穴が開き、乗組員10人が行方不明となり、5人が負傷した。 米海
【ワシントン=黒瀬悦成】米CNNテレビは22日、シンガポール東方沖の南シナ海で起きたイージス駆逐艦「ジョン・S・マケイン」とタンカーの衝突事故について、マケインの操舵システムの異常が衝突につながった可能性があると伝えた。 米海軍当局者がCNNに語ったところでは、マケインは操舵機能が衝突の直前に失われ、事故後に回復した形跡がある。マケインには予備の操艦システムが搭載されているが、同システムは使われていなかった。 米海軍のリチャードソン作戦部長は21日、記者団に対し、イージス艦がサイバー攻撃を受けたことを示す証拠は現段階で見当たらないと説明した上で「調査では全ての可能性について探る」と述べた。 ホワイトハウスは22日、事故に関し声明を発表し、犠牲者の家族や友人に「哀悼の意」を表明した。
(CNN) 米海軍の誘導ミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」がシンガポール沖で商船と衝突した事故で、現場では捜索活動が続けられている。海軍は原因究明のために包括的な検証を行うと表明しているが、専門家からは、回避行動をとるべきだったのは、駆逐艦のほうだったとの見方が出ている。 マラッカ海峡は世界で2番目に船舶の交通量が多い。マレーシア当局の記者会見によれば、両船とも南シナ海からシンガポールへ向かう途中だった。 軍事評論家のリック・フラコナ氏は、タンカーがどんな動きをしていたとしても、機動性に勝る米駆逐艦の方が回避行動をとるべきだったと述べ、「複数のレーダーシステムや通信設備を搭載し、甲板で万全の監視を行っていた米海軍の最新鋭駆逐艦が、なぜ低速で航行する3万トンの巨大船を見つけて回避できなかったのか」と問いかけた。 今回の事故について、トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し「最悪だ」と
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