タイ・バンコクで、王室関連の式典に出席し、信者から施しを受けた食べ物を持って歩く僧侶(2018年10月13日撮影)。(c)Romeo GACAD / AFP 【12月9日 AFP】タイの僧侶、ピピット・サーラーキットウィノン(Pipit Sarakitwinon)さん(63)は毎朝、寺の周りを歩き、腕のエクササイズを数百回行う。同国では肥満になる僧侶が増えているため、保健当局などが問題への対策に乗り出している。 タイでは僧侶が深く敬われており、信者たちは盛んに食べ物を施す。だが、喜捨される食べ物には、砂糖、脂肪、油がたっぷり入ったものが多く、これが僧侶の健康問題につながっている。 バンコク市内の病院で行われた僧侶向け健康診断中にAFPの取材に応じたピピットさんは、「ダイエットをする前は、100メートルも歩かないうちに疲れてしまっていた」と話し、以前は体重が180キロあったことにも触れた。