そう思いたくなる気持ちも解りますが、仕事には自ずと優先順位があります。 というよりも、大統領や総理大臣など、国家や政治の長としての仕事、期待される事とは何でしょうか?確かに良い事も悪い事も、人間同士として100%自分の言葉で語って欲しいと思うかもしれません。名演説があれば感動もするだろうし、生の声を聞いていたいと望まれるかもしれません。 でも、彼等にとって最大かつ最重要な仕事は膨大な知識と沢山の人の意見の中から、時には辛い決断をしてでも取捨選択して国の政治の方向を決め、国を富ませ、人々の生活が守られるようにはかり、国際社会の社交に於いては世界の行く末を左右するような決断をもすることです(挨拶ひとつで極端な話戦争にだってなる)。本当に想像もつかない膨大さ、多様さで、重要な決断を、間違ってごめんねじゃ済まないレベルで日々決断しないといけないわけです。確かに演説の原稿も大切だけど、一番重要な仕事