これは緑茶か、緑茶でないか――。 香りや味が好きか、嫌いか――。 アサヒ飲料は、昨年立ち上げた緑茶飲料ブランド「颯」で巻き起こっている冒頭の賛否両論を逆手に取り、コミュニケーション活動に活用。若年層をメインターゲットに、黒柳徹子さんとお笑い芸人のヒコロヒーさんを起用したTVCMなどで訴求している。 【写真】 競合がおいそれとは追随できない「颯」の原料・萎凋緑茶の製造現場 TVCMは、「颯」に寄せられた消費者からの賛否両論の声を黒柳徹子さんとお笑い芸人のヒコロヒーさんが代弁する内容。 4月26日、取材に応じたアサヒ飲料の川上隆之マーケティング本部マーケティング二部無糖茶グループグループリーダーは、賛否両論が巻き起こったことで緑茶飲料市場に一石を投じられたと胸を張る。 「昨年『颯』を発売したことによって、停滞化していた緑茶飲料市場を活性化するとともに若年層を獲得できた。TVCMでの黒柳さんの“