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ブックマーク / note.com/chuyo_jihyo (2)

  • 昭和の記者のしごと⑤ニセ電話事件(2)|中庸時評

    第1部第4章判事補のニセ電話事件(2)-「やらせ」てしまってよいか 公職選挙法90条 “公務員たることを辞したるものとみなす” ここまでで鬼頭判事補の刑事裁判まで紹介しましたが、話はその少し前に戻ります。国会の裁判官訴追委員会が鬼頭判事補罷免の訴追を決定し、これを受けて77年(昭和52年)2月から国会の弾劾裁判が始まっていました。鬼頭判事補はたまたま、裁判官としての最初の10年の任期がこの年の4月6日に切れることになっていましたが、問題はそれまでに弾劾裁判の罷免判決が間に合うかどうかにありました。 というのは、鬼頭判事補としては、罷免されると法曹資格を失い、弁護士にもなれなくなるので、自分の方から裁判官を辞任して罷免判決を免れたいのです。しかし罷免訴追が決定した後は辞任できないと法律で決められていますので、辞任するには罷免判決が出ないうちに任期切れを迎えるしか方法がありません。しかしこれは

    昭和の記者のしごと⑤ニセ電話事件(2)|中庸時評
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/01/31
    “罷免判決を免れる方法がたった一つあり、それは選挙に立つことだ、選挙に立つと、辞任したことになる”公選法第90条/この方法について鬼頭に直接訊くべきか悩む記者。尤も鬼頭はこの策をとる気ははなかった模様
  • 昭和の記者のしごと④ニセ電話事件(1)」|中庸時評

    第1部第3章 判事補のニセ電話事件(1)―「リーク」「オフレコ」の実際 軽犯罪法違反だが、政治的謀略を感じさせる事件 1976年(昭和51年)に発覚し、田中角栄前総理大臣(当時)の逮捕に至ったロッキード事件。その副産物ともいえる不思議な事件に鬼頭史郎判事補(当時、京都地裁)のニセ電話事件があります。当時の布施健検事総長の名を騙って三木武夫総理大臣に電話をかけ、中曽根康弘自民党幹事長の逮捕が迫っているとウソを言い、その逮捕を阻止する指揮権発動の言質を取ろうとした事件です。 指揮権発動は検察当局が造船疑獄摘発の際、佐藤栄作自民党幹事長を逮捕しようとしたところ、犬養健法務大臣が検事総長に指揮権を発動して逮捕を阻止し、検察権への政治介入の方法として広く知られることになりました。結局、犬養法務大臣は責任を取って辞任し、指揮権発動は政治的に非常に悪いこと、やってはならないこと、という評価が定着していま

    昭和の記者のしごと④ニセ電話事件(1)」|中庸時評
    bt-shouichi
    bt-shouichi 2023/01/31
    鬼頭判事補のもちこんだテープが読売新聞に存在するというリークに乗るか否か/リークをされた記者側の対応
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