国際移住機関(IOM)とアフリカ連合委員会(AUC)は3月26日、「アフリカ移住報告書(第2版)」を公表した。同報告書によると、2020年は、北アフリカのフランス語圏からフランスへ、また、エジプトとスーダンなどのアラブ語圏から湾岸諸国への移民が多かった。移民数をみると、最も多かったのはアルジェリアからフランスへの移民であり、次いでモロッコからフランスへ、エジプトからサウジアラビアへの移民が多かった。 2020年のアフリカ各国からアフリカ域外への移民数の上位は次のとおり。 アルジェリアからフランス:約164万人 モロッコからフランス:約106万人 エジプトからサウジアラビア:約96万人 エジプトからアラブ首長国連邦(UAE):約90万人 モロッコからスペイン:約79万人 スーダンからサウジアラビア:約48万人 モロッコからイタリア:約45万人 チュニジアからフランス:約44万人 エジプトから