国内外のプラットフォーマーや大手出版社がひしめく電子コミック市場。その中で大手の一角に食い込む「めちゃコミック」には、意外な一面がある。サービス運営会社のアムタスが、大手化学メーカー帝人の情報システム子会社であるインフォコムの100%子会社なのだ。 インフォコムは帝人や大手商社の双日の社内情報システムを手掛ける一方で、売上高の3分の2を電子コミック事業が占める。情報システム子会社が電子コミックの会社になった波瀾万丈(はらんばんじょう)の「転生物語」は、親会社依存からの脱却を目指す情シス子会社や、新規事業の開拓に悩む日本の老舗企業にとって参考になるだろう。