世界初のワイヤレス式のブレーン・マシン・インターフェース機器の脳内埋め込み手術を行った趙国光教授のチーム(提供写真)。(c)Peopleʼs Daily 【3⽉28⽇ Peopleʼs Daily】楊さんは空気圧で動く手袋をはめた右手でコップを握り、手に取って水を飲み、コップを下ろした。楊さんにとってこの動作は「奇跡」だった。楊さんは交通事故で四肢がまひして14年間寝たきりだったのだ。 北京市内にある首都医科大学(Capital Medical University)宣武病院の趙国光(Zhao Guoguang)教授と清華大学(Tsinghua University)医学院の洪波(Hong Bo)教授のチームは1月29日、頸髄損傷による四肢まひ患者に対する行為能力付与で世界初の画期的な進展があったと発表した。その事例の患者が楊さんだった。 チームが試みたのは、電子機器を用いて脳内部の電気信