東北芸術工科大学教授、鹿野護氏の主宰する「未来派図画工作」は8月27日、ゲーム『湖ノ狼』を芸術祭「山形ビエンナーレ2022」にてプレイアブル展示すると発表し、あわせてトレーラーを公開した。 (画像は湖ノ狼 | 未来派図画工作のすすめより) 『湖ノ狼』は狼として美麗な3Dのマップを駆け回るゲームだ。プレイヤーは三人称視点で狼を操作し、実際の山形県の地形をもとにしたマップを探索していく。 本作は山形県の村山地方がかつて大きな湖であったとされる「藻が湖(うみ)伝説」をモチーフに制作されたもの。ゲーム内では現実の村上地方の地形上に再現された藻が湖が広がっている。 ゲームでは第一に、主人公の狼を操作して狼の仲間をあつめていく。そして東根の貴船神社から、西根の船着観音にむけて藻が湖を渡ることが目的だ。 (画像は湖ノ狼 | 未来派図画工作のすすめより) 公式サイトではゲームの概要と共に、「藻が湖伝説」を
「更地を見ても、元々何があったのか思い出すのが難しいな..」 作品を着想を探るため、現地調査のフィールドワークに参加していた時、そんなことが頭をよぎりました。かつて何かが存在していた跡地。いつから無くなってしまったのだろう。 山形には村山地方がかつて大きな湖だったとされる「藻が湖伝説」という伝承があります。まさか、と思いつつも、船着観音堂のような名が残っていることから、もしや、と想像を巡らせてしまいます。 そしてこの藻が湖には数多の「かつて存在したかもしれないもの」がつながっています。あたかも水中に沈んでいるかのように。我々は湖面からははっきり見えない、その物語にロマンを感じ、想像力を刺激されているのかもしれません。 しかし、その浸水は現在進行形であることを知ります。フィールドワークで訪れた船着観音堂は、作品の展示が始まる頃には解体されて更地になっている可能性が高いということでした。 私は
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